目次
東京スカイツリーのユニークな企画「未来につなぐバーチャル花火」
2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国各地で恒例となっているオマツリやイベントが軒並み中止となりました。東京の夏の風物詩、隅田川花火大会が開催されなかったことを残念に思う人々も数多くいらっしゃることでしょう。夏の花火鑑賞を諦めることができないファンのために、2020年7月11日~8月31日に東京スカイツリーで「未来につなぐバーチャル花火」が開催されました。
東京スカイツリーの4階のホールでの花火に関する展示
東京スカイツリーは都内でも屈指の観光スポットであるため随所で、新型コロナウイルス感染拡大防止のための呼びかけが行われています。スカイツリーの玄関の役割を担うスカイアリーナの大型ディスプレイには、感染防止のために注意すべきことが繰り返し映し出され、チケット売場には体温測定のためのサーモグラフや消毒スプレーが設置されています。
チケット売場のある4階のホールでは、「未来につなぐバーチャル花火」の開催期間中には、花火に関する展示が行われました。実際の花火大会の会場では目にする機会の少ない、花火の玉や打ち上げのための備品などを見ることができたのです。
フロア350の天望デッキの巨大スクリーンに映し出される隅田川花火大会の映像
「未来につなぐバーチャル花火」の会場は、地上350メートルに設けられた東京スカイツリーのフロア350の天望デッキです。天望デッキの窓ガラスを巨大スクリーンとして、期間中の1日3回(19:45,20:15,20:45)東京スカイツリーから撮影した過去の隅田川花火大会の映像が初公開されました。実際の花火の音とともに、大画面に花火が映し出され臨場感たっぷりです。東京スカイツリーから撮られた映像であるため、例年では見られない角度から花火を眺めることができるのは、不幸中の幸いと言えるかもしれません。
巨大スクリーンで見る隅田川花火大会の様子には迫力が漲りますが、上映時間以外には地上350メートルからの夜景を楽しむことができます。東京スカイツリーにはフロア350の他にフロア345、フロア340と併せて3つの天望デッキを備えています。フロア340の一部はガラス床となっており、地上340メートルから真下を眺めることができスリル満点です。また、フロア350、フロア340のカフェでディナータイムを過ごすと、贅沢な一夜となることでしょう。
東京スカイツリー真下のすみだ水族館での「ペンギン花火」
東京スカイツリーでの「バーチャル花火」はユニークなイベントですが、ツリーの真下のすみだ水族館でも、珍しいイベントが解されました。サマーナイトプロジェクションマッピング「ペンギン花火」です。国内では最大級の屋内開放型のペンギンプールの底面に花火の映像を投影されるのです。夏の風物詩である花火と、水の中を泳ぐペンギンがコラボするのです。
2020年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京の夏の風物詩、隅田川花火大会は中止となりました。花火大会の中止を残念に思う人々のために、2020年7月11日~8月31日に東京スカイツリーで「未来につなぐバーチャル花火」が開催され、フロア350の天望デッキの窓ガラスを巨大スクリーンとして、東京スカイツリーから撮影した過去の隅田川花火大会の映像が初公開されました。