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例年6月から9月に開催される「東京タワー天の川イルミネーション」
一年を通して数が月単位で移り変わる季節によって、身のまわりの自然は大きく変化します。太陽の輝きや咲く花で季節感を感じることも多いでしょう。日中ばかりでなく、夜の空の様子も季節によって大きく異なります。夏の夜空を彩る代表的なものが天の川です。空気の汚れや夜間照明などによって都市部では見えづらくなってはいますが、七夕の時期には東の夜空に星の群れが川のように横たわっています。東京タワーでは例年6月から9月に「東京タワー天の川イルミネーション」が開催されています。2021年の実施期間は6月21日~9月26日です。
約21,000球のLEDライトで描かれる満天の星空や天の川
「東京タワー天の川イルミネーション」で、鮮やかな光で彩られるのは高さ約150メートルのメインデッキの1階北面フロアです。織姫と彦星のロマンチックな七夕の伝説をテーマとして、約21,000球のLEDライトで満天の星空や天の川が描かれます。頭上でさらさらと流れゆく天の川には、ときおり流れ星が勢いよく交差し、実際の夜空を観察しているかのようです。
宇宙遊泳に出かけたような錯覚に襲われる光の演出
イルミネーションの点灯予定時間は9:00~23:00なので、日中にも夜空を楽しむことができます。太陽の光とコラボするイルミネーションも魅力的ですが、夜間になるとライトの光が展望台のガラス窓に映り込みます。東京タワーから東京の上空に天の川が流れ出したかのような異次元空間となるのです。足元のフロアにまで星の輝きが散りばめられ、宇宙遊泳に出かけたような錯覚に襲われます。ただ実際の点灯時間は、東京タワーの営業時間に応じて変動するので注意が必要です。
高さ約150メートルからの眺望
東京タワーは高さ333メートルで1958年に建設され、その当時は日本一の高さを誇っていました。2012年には高さ634メートルの東京スカイツリーが完成しましたが、東京でも屈指の観光スポットの地位は揺るぎません。高さ約150メートルのメインデッキからは、首都圏や富士山などの眺望を楽しむことができます。
天の川は夏の夜空の風物詩です。最近では都市部では見えづらくなってきていますが、東京タワーの高さ約150メートルのメインデッキでは「東京タワー天の川イルミネーション」が開催されています。約21,000球のLEDライトで満天の星空や天の川描かれ、宇宙遊泳に出かけたような気分を味わうことができます。