東京の主要な地域を結び環状運転する山手線
1925年に都心で環状運転が行われるようになった山手線は、東京の主要な地域を結びます。駅では内回り、外回りのアナウンスがありますが、それを意識しながら乗車する人は珍しいでしょう。時計回りに走るのが外回り、反時計回りに走るのが内回りです。線路は首都を一周するように敷かれているので、窓越しには高層ビルが流れます。ところが時折、自然を感じることができる区間もあるのです。巣鴨駅から大塚駅の区間では、北側に桜並木が繋がり車窓花見をすることができます。
山手線巣鴨駅から北西に繋がる「すがも桜並木通り」
東京都豊島区の巣鴨は、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれることもあります。巣鴨駅の北西には、山手線の線路に沿って桜が植樹されています。約500メートルの「すがも桜並木通り」は花見をしながらの散策にもってこいです。並木道の下には山手線の電車が行き交います。
山手線の巣鴨~大塚の区間で楽しむ車窓花見
桜の並木道を徒歩で散策するのもいいですが、電車の窓越しに流れる桜並木には異なった味わいがあります。巣鴨駅には桜の花の下を黄緑色の山手線が入線してきます。
巣鴨駅を出て大塚駅に向かう山手線の内回り電車からは北側に桜並木が続きます。並木は線路から少しせりあがった土手に繋がっているので、目線は少し上げておきたいものです。
山手線大塚駅から続いて車窓花見が楽しめる東京さくらトラム
車窓花見を楽しんだ後、大塚駅で下車すると、ホームから南口広場の桜を見ることができます。山手線の大塚駅に隣接して都電荒川線の大塚駅前駅が設置されています。大塚駅前駅から東京さくらトラムに乗車すれば、車窓花見を続けることができます。
都心を環状に運行する山手線の巣鴨駅から大塚駅の区間では、北側に「すがも桜並木通り」を見ることができます。高層ビルを縫うように走る山手線の中でも自然や春の訪れを感じることができるのです。