新野の雪祭り
新野(にいの)の雪祭りは豊年を祝う仮面祭りです。田畑の実りを願い、本祭りは1月14日の夜から翌朝にかけて夜通しかけて行われます。
13日は「お下り」と呼ばれる、伊豆神社の面形を諏訪神社に運びこまれ、面化粧などがおこなわれます。
14日に諏訪神社を出発し、伊豆神社に向かう「お上り」が行われ、本祭りが始まります。
14日夕方ごろから舞などがスタートし、15日午前1時ごろに松明に点火。面形をいただいた神様「さいほう」が登場し、松と田うちわを持って舞います。その後「茂登喜」や本物の馬のように見せる「競馬(きょうまん)」、宮司が務める重要な神事「お牛」などが登場し、多彩な舞が明け方まで繰り広げられます。
この雪祭りは祭り当日に雪が降ると豊年になるという豊穣祈願のため、当日雪がない場合は峠に取りに行きます。
また、祭事は順序に従って行われ、見物人たちが「らんじょう、らんじょう」と薪などの棒でたたきながら神々に呼びかけることから始まります。