800年以上の歴史と伝統を誇る火伏せ行事「米川の水かぶり」は、毎年2月の初午の日に東和町米川地区で開催。
この祭りには、厄年を迎えた人を中心に、東和町米川五日町地区の男性が参加。かまどのすすを顔に塗り、わらで作った水かぶり装束を身にまとい、大慈寺境内にある秋葉大権現に火伏せを祈願。
お神酒を頂いて神の使いとなった一行は、奇声をあげて各家庭の屋根に向かってバケツやおけの水をかけながら町を練り歩きます。わらは火難除けのお守りとされているため、地域の人たちはまとった装束からわらを抜きとり、家の屋根に投げ上げます。
国の重要無形民俗文化財にも指定されているこの祭りには、地域の人はもちろん、毎年多くの観光客が訪れています。
歴史・由来
五日町の5日と初午の日が重なる16年に一度の大祭。
2018年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
豆知識
来訪神行事とは
仮面や被り物、泥などをまとった「異形の姿」をした者が「来訪神」となり正月などの年の節目となる日に家々を訪れ、怠け者を戒めたり、家や人々に幸せや福をもたらしたりする行事で、各地域において受け継がれています。
全国の重要無形民俗文化財に指定されている10行事をグループ化して提案し、平成30年11月29日付けで登録が決定しました。
登録された来訪神行事
吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
米川の水かぶり(宮城県登米市)
男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
遊佐の小正月行事アマハゲ(山形県遊佐町)
能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)
甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)
悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
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インフォメーション
名称 | 米川の水かぶり |
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開催場所 |
宮城県登米市東和町米川
五日町地区 大慈寺山門広場 |
開催日 | 2024年2月12日(月) ※毎年2月の初午の日。 |
関連サイト |
https://www.city.tome.miyagi.jp/syoga... http://miyagi-yonekawa.com/event/mizu... |
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