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田の神おろし。3月16日は十六団子を作ってお供えしましょ。レシピもご紹介!

更新日:2020/5/20 M ipo
田の神おろし。3月16日は十六団子を作ってお供えしましょ。レシピもご紹介!

3月16日、11月16日は「十六団子の日」。日本の伝統行事の一つで、この日は杵と臼を使って餅つきをし、餅をつく音で農耕の神様に山と田を行き来する日である事を知らせていた日との事です。

できたお餅を小さく丸め、16個の団子を作りお供えするのですが、このお団子の事を「十六団子」といいます。

昔よりこの日には豊作を祈願して様々な行事が催されてきましたが、特に3月16日は山の神様をお迎えする大切な日ですので、日本各地で「神迎の儀式」が執り行われています。

農神おろし(田の神迎え)

田植えが盛んだった東北・北陸地方では、毎年3月16日に農神おろし(田の神迎え)を行う風習があります。この伝統行事は、農事の神様が稲の種を抱いて山から里にへ下りてくる日で、北国の長い冬に終わりを告げる風物詩とされています。

主に東北・北陸地方の農村部では、農作業のなかでも重要な農作業の一つである「田植」の時期にあたる3月に、「農神おろし(田の神迎え)」と呼ばれる農事の神様をお迎えする伝統行事がおこなわれています。

古代の人々にとって山岳は、人智が及ばない神秘的な存在であり、

信仰の対象となっていたため、農民たちは山の神様を自分達の里にお迎えし、稲作の豊穰を祈願しようと考えました。

そのため「農事の神様」は、山と里を行きする存在になり、稲作の収穫が終わり休耕期となる秋から冬にかけては「山の神」となり、春を迎えると種子を抱いて里へ降り「田の神」として農耕を見守るようになったそうです。

里に降りてくることを「さおり」、神様をお迎えする役は「さおとめ(早乙女)」と呼ばれ、お迎えの役目は女性の仕事とされてます。

地域により日付が異なることもありますが、古くから縁起がいい数とされている、16日に農神おろしは行われることが多いようです。

神様は、杵(キネ)が臼(ウス)を叩く「ゴン、ゴン」という音を聞きつけて、山から降りてくると伝えられていることから、お迎えする日付にちなんで、杵と臼でついたお餅で16個の団子を作り、枡の中に入れて神様にお供えする慣わしがあり、このお供え物は「十六団子」と呼ばれています。

大黒様や恵比須様を祀る場所に供えられるほか、行事食として家庭でも食され、現在では、杵臼を使うことは減り、米粉(上新粉)や片栗粉などで作られるているようです。

引用:季節の行事とお役立ち情報ブログ

16日にちなんで16個の団子を作り神様にお供えする慣わしがあり、十六団子は農神おろしには欠かせないものとなっているとのことです。もう少し由来についても調べてみたところ、また興味深い話が…

毎年、山と里を行き来する農事の神が、山から種子を抱いて里に降りてくる日といわれ、16個の団子を作ってもてなしました。農事の神は収穫の終わった秋に山に帰って「山の神」となり、春になると里に降りてきて「田の神」になると信じられ、山から降りてくる日が3月16日で、山に帰る日が11月16日とされています。また、山に帰ることを「さのぼり」、里に降りてくることを「さおり」といい、里に降りてきた神を迎える役を「さおとめ(早乙女)」といい、女性の仕事とされていました。16日の早朝、里に降りてきた田の神の前で、早乙女は晴れ着を着て新しい菅笠を被り、囃しや音頭にあわせて田植歌を歌いながら、苗を植え付けます。
田の神は、臼杵の音を聞いて降りてくるといわれているため、この日に臼杵で餅を作り、16日であることから「十六団子」の行事が生まれたと伝えられています。また、この日は、神が山から降りるため、「田の神荒れ」といって天候が悪くなるといわれ、神に出くわしてはいけないということで、田や山へは行かないで神を迎える地域もあります。
神が山と里を行き来する日や、団子の作り方(火を使わないで作る団子、泥で作る団子など)や供える場所(大黒様、祭りの場など)など、地域によって異なっているのが実情です。

引用:お天気レシピカレンダー

里に降りてきた「山の神」は収穫が終わる秋まで「田の神」となり、11月16日に山に帰るとのこと。その時にも同じく16団子がお供えされるそうです。

十六団子の作り方

そんな16団子ですが、スーパーにある材料で簡単に作ることができますので、今年はお家で試してみてはいかがでしょう。自宅でモチモチのお団子味わってみませんか?

【材料】

・上新粉 200g ・熱湯 150〜180cc  ・砂糖 好みで少量

【作り方】

1.ボウルに上新粉(好みで砂糖を加えてもよい)を入れて熱湯を注ぎ入れ、箸でかき混ぜる。

2.触れるくらいの温度になったら、手でよくこねる。

3.ネバリが出てきたら16等分にして丸める。

4.蒸し器に濡れ布巾を敷き、団子を等間隔に空けて並べ、フタをして強火で約10分蒸す。

5.器に盛る。

引用:お天気レシピカレンダー

 

16個の盛り付け方は、下の段から9、4、2、1で綺麗な山になります。

お供えしたあとは、おしるこ、あんみつ、みたらし団子、焼き団子を作ってみても楽しいですね。

つるんとしたかわいいお団子で、みんなでお団子宴の開催もわくわくします。

農事の神様に感謝、農家の方にも感謝、お団子を美味しく頂ける事に感謝。

3月16日を伝えていく日にしたいです。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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