こんにちは。普段は食いしん坊なカワグチです。雨に映える紫陽花の花も美しく感じる今日この頃、読者諸兄姉におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。食べてばかりいないで、たまには取材に行けとのことで(誰から?)、川崎のあじさい寺に行ってきました。
川崎のあじさい寺とは?
川崎のあじさいの名所と言えば長尾山妙楽寺。川崎市多摩区と宮前区の境界付近に広がる長尾丘陵に位置する天台宗の寺院です。妙楽寺の創建年代等は不詳とされていますが、近年の研究によれば吾妻鏡(鎌倉時代に成立した日本の歴史書)に登場する長尾山威光寺(源氏代々の祈祷所)の旧跡であるとされ注目をあつめました。
現在は、1000株もの美しいあじさいが境内に咲き誇ることからあじさい寺として親しまれ、毎年6月の第3日曜日には「長尾の里 あじさいまつり」が開催され多くの参拝者が訪れます。
あじさいは今がちょうど見頃。行くなら、今でしょ!
妙楽寺の境内では、28種類1000株のあじさいが見頃を迎えています。
手水舎を覗いてみると…。ロスフラワーを活用したという、花手水になっていました。
本堂横のあじさいは圧巻。まるで映画のワンシーンのようです。
境内の散策路もあじさいでいっぱい。
梅雨時の6月中旬、境内一面に咲きそろったあじさいが参拝者の目を楽しませてくれます。
御朱印にもあじさいが!期間限定の花御朱印
妙楽寺では、今なら通常いただける御朱印と異なる用紙であじさいの絵が入った「花御朱印」を拝受できます(御朱印代は300円)。
妙楽寺の沿革が記された「ご参拝の栞」も一緒にいただきました。お寺の創建や成り立ちを知ることで、妙楽寺や長尾地区への興味・関心が高まります。
実は今、東急線の沿線の寺社では10月31日まで「花御朱印巡り」というものが行われていて、妙楽寺も参加中とのこと。専用の御朱印帳を持っていくと限定の花御朱印がいただけて、一部の寺社では花手水も楽しむことができるようです。
専用御朱印帳はWebサイトで買いましたが、東急線の18駅でも売っているそうです。
専用御朱印帳には対象の寺社が掲載されているガイドブックが付いてきました。近くのお寺さんやお宮さんで花御朱印を拝受できるか探せますし、公式サイトにも載っていますので興味のある方はぜひ見てみてください。
妙楽寺へのアクセス
妙楽寺へのアクセスは、コミュニティバスの「あじさい号」が便利ですが、JR南部線・久地駅から徒歩でも行くことができます。直線距離ではお隣の宿河原駅の方が近いようですが、実際に歩く距離はほぼ同じため、わかりやすい久地駅の利用をおすすめします。
久地駅の改札を出たら踏切を渡って、府中街道沿いに歩いていきます。
10分くらい歩くと「あじさい寺入口」の交差点に出ます。進行方向の左手に曲がってください(橋を渡っちゃダメだよ)。
少し進むと分かれ道に…。「長尾の里めぐり」の案内図がある坂道側を選んでください。
ちょっと急な坂道かもしれませんが、ひたすら登ります。
お年を召した方は元気ですね。テレワークで鈍った体にはキツいかも…。でも、もう少しです。頑張って!
坂道を登ること約10分、妙楽寺に到着です。お疲れ様でした。あじさいの見頃は6月下旬まで。早速、足を運んでみませんか。そうそう、境内は蚊が多いのでご注意を。お寺さんで蚊を叩き潰すわけにはいかないので、虫除けスプレーを忘れずに…。
◎長尾山 妙楽寺
神奈川県川崎市多摩区長尾3-9-3
妙楽寺の詳細はこちら(川崎市教育員会の公式サイト内のページ)