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42歳厄年男衆による壮大な厄除け、蔵王町の刈田嶺神社暁祭り!

更新日:2018/4/20 Yohei Yamamoto
42歳厄年男衆による壮大な厄除け、蔵王町の刈田嶺神社暁祭り!

1月14日、寒さの底冷えにもなるような宮城県蔵王町。

東北の軽井沢とも呼ばれ、別荘が立ち並び、1月にもなれば渡り鳥の白鳥がロシアからやってくるこの町で42歳の厄年男衆によるすごい祭りがあると聞き、現地の方のサポートの元、参加してきたのでレポート!

この時期に行ったら蔵王町に行くとまず見れるのが、、

300匹近くの白鳥!すご!

前にいるのはカモですが。。

これだけでもかなりの興奮ものなんですが、これは序の口で祭りのレポートに移ります。

場所は刈田郡総鎮守として古くから崇敬を受けた蔵王町でも由緒ある刈田嶺神社で、暁祭りが開催されます。

実はこの祭り、数え年で42歳に朗報。

42歳をむかえた白装束姿の男衆が、重さ100貫(約375kg)もある大しめ縄を担ぎ、町内を練り歩き、本殿裏にある樹齢500年の御神木の夫婦杉に奉納します。厄払いと1年間の家内安全を祈り、神楽をはじめとする芸能の奉納や、どんと祭も行われる見所がてんこ盛りのお祭りです。

さて、早速夕方18時頃に会場の刈田嶺神社に到着すると、

 

0度近くになっているにも関わらず、屋台は立地を考えてもそれなりに出ていてビックリ。

参拝客の列はなんと、

30分は超える長蛇の列。これはかなり身に堪えました。。

が、ちらほら観客を見るとかなり若い方が多くて意外でした。

宮城県蔵王町は人口が1.2万程度にも関わらずかなりいる印象。

ようやく本堂に着くと、面構えが素晴らしいです。

ただ歴史を非常に感じる立派な神社です。

 

正門をくぐり横を見ると、、

神楽がやられていて、甘酒を引っ掛けながら魅入ってしまいました。まさに祭礼行事。

さて、メインは本殿裏にある樹齢500年の御神木「夫婦杉」が舞台なのが暁祭り。

 

これがどういう風に締められていくのは楽しみ!

 

さて、更にここで寒さに耐え凌ぎ30分近く待っていると、、

 

なにやら漢塾的なノリで猛々しい威勢で42歳の厄年男衆がやってきました!

重さ100貫(約375kg)の大しめ縄の登場!!

 

これを夫婦杉に巻きつけて奉納し、厄払いと一年間の家内安全を祈ります。

これがなかなか写真だと伝わりづらいんですが、うまく締められない苦笑

両端を後ろで結ぶだけなんですが、見ているよりもやってみるとかなり難しいみたいです。

 

・・・

 

15分ほど見ているとようやく進展が。

 

後ろでようやく大しめ縄が結ばれてそろそろクライマックス。

 

はい、完成です!

これで42歳厄年の厄払いが完了し、一年の家内安全が保証されました。

地元の方から説明を受けましたが、非常に地元が誇れるプライドともみんなの楽しみとも言えるお祭りは寒さの中でも温かみのあるものでした。

他にも蔵王町には見所が非常に多く、(ここには載せませんがキツネの村!)ぜひ一度お祭りをきっかけに訪れてもらいたい場所なのでぜひ足を運んでみてくださいな。

 

日時:平成30年1月14日(日) 19時~20時

場所:刈田嶺神社(蔵王町宮字馬場1)
問合せ:刈田嶺神社  TEL 0224-32-2615

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