夏の風物詩として代表的なものの一つが風鈴です。軒下に風鈴を吊るして涼やかな音を聞くと、それだけで体感温度が下がったような気がしますよね。
そんな風鈴を楽しむことができるお祭りが、全国にいくつかあるのはご存知でしょうか。今回はその中でも、川越氷川神社で毎年夏に行われている「縁むすび風鈴」を紹介します。
(2023年6月30日更新)
川越氷川神社「縁むすび風鈴」とは?
「縁むすび風鈴」とは、縁結びの神様として有名な川越氷川神社で、2014年から毎年開催されているお祭りです。「川越氷川神社で風鈴を使ったイベントを開催したい!」という思いから始まりました。
初年度の来場者数は10万人程度でしたが、年々参加者が増えていき、2018年は50万人もの人が訪れました。2,000個以上の色とりどりの江戸風鈴が境内に涼やかな音色を響かせる様子は、まさに川越の夏の風物詩です。
縁むすび風鈴の見どころ
まずは、縁むすび風鈴の見どころを5つご紹介します。
境内に響く「風鈴回廊」
全2,000個の風鈴のうち、500個がメインの風鈴回廊で使われています。
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ガラスの風鈴はすべて手作りで、一つ一つ色も形も、そして音色も異なります。昼はガラスの透き通った美しさ、夜はライトアップされた幻想的な輝きで、訪れる時間によってガラッと光景が変わります。
それぞれの風鈴をよく見てみると、何か書かれた短冊が……!
実はこれ、「願い事短冊」と言って、願い事を書いた短冊を江戸風鈴に掛けることが出来るものなんです(初穂料:500円)。風鈴の音は、人々の願いが風にのって神様に届けられる・・・すごくロマンチックですね!
境内に輝く「光る川」
境内の小川を夏の天の川に見立てて光を灯すのが「光る川」です。
光る川は、川越氷川神社に残る「光る川の伝説」がもとになっています。1500年前、入間川の川底が毎夜光り、その光の元を人々が辿って着いたのが現在の氷川神社がある場所だったそうです。この光が氷川の神様の霊光と告げられ、そこに神社が建てられたというのが光る川の伝説です。光る川の幻想的な光景を見ながら、「1500年前の人々が見たのはどんな光景だったんだろう」と思いを馳せるのも、また粋なものですね。
縁むすび風鈴2023の詳細
縁むすび風鈴には見どころが沢山ありますが、タイミングによっては見られないなんてことも…。日時と場所は事前にしっかり確認しておきましょう!
縁むすび風鈴の日程・時間は?
今年の縁むすび風鈴は、7月1日(土)~9月3日(日)に開催されます。授与業務は平日は19時、土日祝日は19時30分になります。
・光る川
開催日:2019年7月1日(土)~9月3日(日)
時間:19:00~20:00
縁むすび風鈴の会場は?
すべての催し物が川越氷川神社の境内にて行われます。
縁むすび風鈴へのアクセス方法をご紹介!
●車
関越自動車道 川越ICから約20分
●電車・バス
・JR、東武東上線「川越駅」
→東武バス
1番乗り場「喜多町」下車、徒歩5分
7番乗り場「川越氷川神社」下車、徒歩0分
→小江戸巡回バス
「氷川神社前」下車、徒歩0分
・西武新宿線「本川越駅」
→東武バス
5番乗り場「喜多町」下車、徒歩5分
5番乗り場「川越氷川神社」下車、徒歩0分
・「小江戸巡回バス 縁むすび風鈴 臨時バス」
期間中、土・日・祝日運行予定
・「東武バス 縁むすび風鈴 臨時バス」
期間中、土・日・祝日、及びお盆
縁むすび風鈴だけじゃない!川越の夏の観光スポットをご紹介
川越には川越氷川神社だけではなく、魅力的な観光スポットが沢山あります。今回はその中から2つご紹介します!
・「時の鐘」と蔵造りの町並み
「小江戸」と呼ばれ、城下町の名残が残る歴史ある蔵造りの町並みはぜひ見ておきたいポイント。川越のシンボルともいえる「時の鐘」は1日に4回、その音を町に響かせています。
・菓子屋横丁
現在20軒ほどある菓子屋では、せんべい、カルメ焼きなど懐かしい駄菓子が売っていてレトロな雰囲気を楽しむことができます。
縁結び風鈴に参加して夏を涼しく楽しもう!
いかがでしたか?歴史ある小江戸・川越の街並みを味わいながら、昼も夜も楽しめる川越氷川神社の「縁むすび風鈴」。ぜひともオススメしたいお祭りです。この夏、「縁むすび風鈴」で願い事を風鈴の音に託してみましょう!