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【縁むすび風鈴】縁結びで有名な「川越氷川神社」を彩る江戸風鈴の回廊

【縁むすび風鈴】縁結びで有名な「川越氷川神社」を彩る江戸風鈴の回廊

1. 「小江戸」川越で縁結びの神を祀る「川越氷川神社」

埼玉県の川越市は、江戸時代から川越藩の城下町として栄えました。市街地の中心を南北に走る県道39号川越坂戸毛呂山線の左右には「蔵造りの町並み」が続き、堂々とした風格を漂わせています。江戸時代の町家形式の建物には歴史感が溢れているため、「小江戸」と呼ばれています。

「小江戸」の別名で呼ばれる川越の「蔵造りの町並み」

「蔵造りの町並み」ばかりでなく、川越市内には伝統的な建造物が数多く残されています。

「川越氷川神社」は遡ること約1500年、古墳時代の欽明天皇2年に創建されたと伝わります。歴代の川越藩主をはじめ地域の人々は、城下の守護神、総鎮守として崇拝してきました。また、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を主祭神とし、脚摩乳命(あしなづちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)の夫婦神、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)の五柱の神様も祀られています。古くから縁結びの神を祀る神社として篤い信仰を集めてきました。

川越氷川神社の境内

「川越氷川神社」には、例年20万人を超える人々が初詣に訪れます。3が日は一日中、境内から人が溢れ、大鳥居の外にも長い行列ができます。初詣の時期を過ぎると神社は縁遠い存在となりがちですが、「川越氷川神社」は正月ばかりでなく一年を通して大勢の人が訪れています。

初詣客で溢れる「川越氷川神社」の境内

大鳥居からはみだす初詣客の行列

2.川越の夏の風物詩「縁むすび風鈴」期間に回廊や小径を作る彩り鮮やかな江戸風鈴

七夕の前後から9月上旬に開催される「縁むすび風鈴」は、川越の夏の風物詩として定着しています。2019年の開催日は、76日~98日です。期間中には、浴衣姿の若い女性の姿が多くつめかけ、華やいだ雰囲気になります。

「縁むすび風鈴」の開催を知らせる掲示

浴衣姿の若い女性がつめかける「縁むすび風鈴」

本殿の東側のエリアには、彩り豊かな風鈴の回廊が作られます。参拝者の願いが書かれた木の短冊を結んだ江戸風鈴が、回廊を吹き抜ける風を受け鈴の音を奏でています。風鈴の軽やかな音色に耳を傾けると、暑い夏の空気も涼しく感じられそうです。風の便りが、天の川に恋の願いを届けてくれることでしょう。

本殿の東側に設けられた風鈴回廊の入口

彩り豊かな江戸風鈴が吊るされる風鈴回廊

風を受け軽やかな音色を奏でる江戸風鈴

風鈴回廊を潜り抜けた本殿の裏側のエリアは、無色透明のガラスを被った風鈴が吊るされる風鈴小径となっています。

本殿の裏側に設けられた風鈴小径

風鈴小径から風鈴回廊とは逆方向、本殿の西側は絵馬のトンネルです。両サイドの壁や天井には、隙間なく絵馬が掛けられています。上下左右から全身に迫ってくる数え切れない数の絵馬には圧倒されてしまいます。

本殿西側の絵馬トンネル

3.アクセサリーとして持ち歩きたくなる「おみくじ」や「お守り」

本殿に沿って周りをゆっくり歩いていると、時間が経つのを忘れてしまいそうですが、境内にも魅力的なものが溢れています。

運を占う「おみくじ」は、とてもユニークです。「あい鯛みくじ」、「一年安鯛みくじ」は鯛をデザインしており、「川越氷川神社」での「おみくじ」は引くものではなく釣り上げるものなのです。釣り上げた「おみくじ」は、鯛ごと持ち帰り手元に置いておくと、鯛が良縁を連れてきてくれると信じられています。

「川越氷川神社」で釣り上げる「あい鯛みくじ」

「川越氷川神社」で釣り上げる「一年安鯛みくじ」

境内の売店に並ぶお守りなどのグッズもバラエティー豊富です。カラフルでオシャレなものが多く、どれもアクセサリーとして持ち歩くことができそうです。

境内の売店

境内の売店に並ぶお守りなどのグッズ

4.ファンタジックにライトアップされる風鈴や御神水

神社に参拝した場合、日が暮れると帰路につくことが多いものですが、「縁むすび風鈴」の期間は夜間になると魅力が倍増します。風鈴回廊や風鈴小径が、19:00からライトアップされ幻想的な色彩に包まれます。特に風鈴小径は時間とともに彩りを変え、ファンタジックに演出されます。

夜間にライトアップされた風鈴回廊

夜間にライトアップされた風鈴小径

夜間にライトアップされた風鈴小径

また境内を流れる御神水にも灯りが燈され、「光る川」に変身します。あたかも夜空の星が水面を照らしているようで、地上に天の川が降りてきたような錯覚に襲われます。風鈴の軽やかな音色に、仄かな光の輝きが加わり、和の情緒に包まれます。

「光る川」に変身した御神水

「光る川」に変身した御神水

「光る川」に変身した御神水

古くから縁結びにご利益があると伝えられる「川越氷川神社」で開催される「縁むすび風鈴」は、すっかり川越の夏の風物詩として定着しました。本殿を囲むように設けられた風鈴回廊、風鈴小径では、風に揺られ涼感を運ぶ鈴の音を奏でています。夜には工夫を凝らしたライトアップが行われ、昼夜を問わず様々な魅力が溢れています。

ぜひ、「縁むすび風鈴」を観て、情緒あふれる日本の夏を体感されてはいかがでしょうか。

 

インフォメーション

名称 縁むすび風鈴
開催場所 埼玉県川越市宮下町2-11-3
川越氷川神社
開催日 2019年7月6日(土)~2019年9月8日(日)
毎年7月〜9月
アクセス 【電車・バス】
JR川越線・東武東上線「川越」駅・西武新宿線「本川越」駅から東武バス「宮下町」バス停下車徒歩すぐ
JR川越線・東武東上線「川越」駅・西武新宿線「本川越」駅から小江戸名所めぐりバス「氷川神社前」「宮下町」バス停下車徒歩すぐ

【車】
関越自動車道「川越IC」より20分
関連サイト http://www.hikawa-fuurin.jp/
written by
obaq

obaq

2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。
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