※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で、一部中止となりました。
2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。
(2020年10月11日 編集部)
食欲の秋、スポーツの秋、そして「読書の秋」のがやってきました!
今回は、東京・神田、茨城・笠間、京都で開催される「古本まつり」3つをご紹介します。
秋の夜長、読書でゆっくり過ごしてみませんか♪
やってきました読書の秋。10月から11月にかけては各地で古本まつりが開催されます。
どこまでも続く本の海。雑多に並んだ本の中から何気なく手に取った一冊が、自分の探していた何かとリンクした時、本に呼ばれたような不思議な感覚に陥ることがあります。
これは偶然なのかそれとも運命なのか…そんな一期一会の出会いが待っている古本まつり!深まる秋に人から人へと巡りめぐる本の旅へ出かけてみませんか。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年10月11日 編集部更新)
◆第60回 東京名物神田古本まつり
言わずと知れた国内最大規模の古本まつり。最近では国内だけでなく、海外からも訪れる人が多い神田の一大イベントです。100万冊にも及ぶ古書がずらりと並ぶ本の回廊は圧巻!
新刊・出版社のおまつり「神保町ブックフェスティバル」は10月26日・27日に同時開催されます。こどもの本ひろばなども併設され、絵本や児童書のワゴンセールやおはなしステージなどもあるので、家族連れでも楽しめそうです。
また、10月26日・27日には「神田スポーツ祭2019」が、11月2日・3日にはカレー屋激戦区神田ならではの「神田カレーグランプリ2019」グランプリ決定戦が開催。読書にグルメにスポーツに!秋のすべてが満喫できる神田という街の懐の深さを体感してください。
2019年開催概要 (2020年開催中止)
開催日:2019年10月25日(金)~11月4日(月・祝)
開催場所:千代田区神保町(神田古書店街)
アクセス:JR御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口 徒歩10分
都営地下鉄 三田線・新宿線 神保町駅 A6出口 徒歩1分
公式ホームページ:http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html
◆笠間工芸の丘 丘の上古本市
焼き物の町笠間。陶器市の開催で有名な「笠間工芸の丘」で、この度古本市が開催されることになりました。とてもユニークなのが出展者はプロアマ問わないというところ。
売る人買う人の垣根が低く、共通の本の話題で盛り上がることができるかもしれません!
笠間はちょっと遠いなあと思われる方にオススメなのが「関東やきものライナー」という高速バス。秋葉原から1時間40分ほどで「やきもの通り」に到着です。
また、10月19日~11月24日までは笠間稲荷神社で菊まつりが開催されます。今回で112回目の開催となる歴史ある菊まつり。小旅行気分で秋の笠間を訪れてみてはいかがでしょうか。
2019年開催概要 (2020年開催中止)
開催日:2019年10月19日(土)・20日(日)
開催場所:笠間工芸の丘 特設会場
アクセス:JR常磐線友部より水戸線に乗り換え笠間駅より笠間周遊バス運行
(高速バスなどアクセス詳細は笠間工芸の丘HPをご覧ください。)
◆第42回 秋の古本まつり -古本供養と青空古本市ー
最後にご紹介したいのが、関東から離れて京都の「秋の古本まつり」。
「春の古書大即売会」「下鴨納涼古本まつり」と並ぶ、京都古書研究会が主催する京の三大古本まつりの一つです。(ちなみに「下鴨納涼古本まつり」は森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』にも登場しています!)
珍しいのが初日に行われる「古本供養」なるもの。故人の所有していた本や、埃をかぶって忘れられていた本など、お世話になった本に感謝をする法要だそうです。本はやはり読まれてこそ。
「出版された本は人に買われる。やがて手放され、次なる人の手に渡る時に、本はふたたび生きることになる。本はそうやって幾度でも蘇り、人と人をつないでいく。」(『夜は短し歩けよ乙女』)
供養された本は処分されず、会場にてチャリティーオークションなどで販売されるそうですよ。
紅葉に色づく京都を楽しみながら、運命の一冊に出会うことができるかもしれません。
2020年開催概要
開催日:10月30日(金)~11月3日(火・祝)
開催場所:百萬遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)境内
アクセス:京阪出町柳駅より徒歩約10分
公式HP:http://koshoken.seesaa.net/
TOP画像出典:Wikipedia