※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。
2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。
(2020年7月7日 編集部)
「祇園祭」と言えば夏の京都の風物詩ですが、実は京都だけではありません!
京都の祇園信仰が各地に広まるとともに祇園祭りとして根付いていったとも言われています。
根底にあるのは昔も今も変わらない人々の「健康でありますように」というシンプルな願い。そこへその土地ならではの特色が加わり、ユニークなお祭りに発展していきました。今回は日本三大祇園祭と言われる京都、博多、会津に加えて、関東近郊でも行われている祇園祭りをぎゅっとコンパクトにまとめてご紹介します。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年7月7日 編集部更新)
祇園祭(京都府)
1000年の歴史を誇る規模も期間もダイナミックな、これぞ本家本元の祇園祭。
毎年7月1日から7月31日まで1か月に渡り祭事が続きます。宵山でそぞろ歩きを楽しんだり、山鉾の勇壮な姿を見物したりと見所満載です。
開催日:※2020年開催中止 2020年7月1日(水)~31日(金)
開催場所:京都市内中心部、八坂神社
アクセス:JR京都駅より車で15分(八坂神社)
オフィシャルHP:http://www.gionmatsuri.or.jp/
博多祇園山笠(福岡県)
日本三大祇園祭の一つ、博多の男衆による迫力満点の博多祇園山笠。7月1日の「飾り山笠」の展示から始まり、15日の「追い山」に終わります。クライマックスの「追い山」では山笠を曳いて約5キロの道を駆け抜ける上にタイムまで競う…と観ている側も手に汗握る熱いお祭り。
2019年は3連休の中日に「追い山」があたるのでお祭りを楽しむ絶好のチャンスですよ!
開催日:※2020年開催中止 2020年7月1日(水)~15日(水)
スケジュール
7月1日 飾り山一般公開
7月12日 追い山笠ならし
7月13日 集団山見せ
7月15日 追い山笠
開催場所:櫛田神社、福岡市内各所
アクセス:JR博多駅から徒歩15分(櫛田神社)
会津田島祇園祭(福島県)
「日本一の花嫁行列」とも呼ばれる「七行器(ななほかい)行列」が見所。
毎年40人前後の花嫁衣裳を身にまとった女性たちが、列をなして優雅に粛々と歩くさまはとても華やかです。「行器には自分の息がかからないように高めに掲げて持つ」と、そこはさすがおごそかな神事。そして花嫁さんの準備は1人3時間かかるとか。美の裏側に努力あり!ですね。その「七行器行列」は23日の7:50~8:30と早朝に行われるにもかかわらず多くの観光客で賑わいます。
開催日:※2020年開催中止 2020年7月22日(水)~24日(金)
7月22日 宵宮 子ども歌舞伎 大屋台運行
7月23日 本祭 七行器行列 神輿渡御 大屋台運行
7月24日 太々御神楽(だいだいおかぐら)
開催場所:福島県 南会津郡 南会津町 田島地域一帯
アクセス:宇都宮ICから今市経由で91kmのR121号沿い。又は西那須野ICからR400号塩原・上三依経由56kmのR121号沿い。
東武鉄道浅草駅から会津鬼怒川経由3時間15分。会津田島駅より徒歩10分。(田出宇賀神社)
鎌倉大町祇園祭(神奈川県)
鎌倉市大町にある八雲神社の例大祭で、100年以上続く歴史を持ちます。提灯に灯を入れた四社のお神輿が一列に並ぶ様子はとても幻想的。ありがたいことに、お神輿をかついだ人だけでなく拝観した人にもご利益があると言われているそうです。
2019年はお神輿の担ぎ手をホームページで募集していました。興味のある方は申し込んでみてはいかがでしょうか?
開催日:※2020年開催中止 2020年7月11日(土)~13日(月)
7月11日 09:00 ~ 八雲神社例大祭 13:00 ~ お渡り 19:00 ~ 夜のおみこし担ぎ
7月12日 18:00 ~ 演芸大富くじ大会
7月13日 18:30 ~ 三ツ目・民謡の夕べ
開催場所:八雲神社
アクセス:新湘南バイパス 藤沢ICから25分
JR横須賀線鎌倉駅から徒歩5分
深見祇園祭(長野県)
湖面に映る花火が荘厳!お神輿を乗せたいかだを湖に浮かべ、疫病をおくるお祭りです。にぎやかな祇園ばやしと花火の競演が見所で、すり鉢状の地形という自然のスピーカーのおかげで大迫力のサウンド。あまりの迫力に後ずさりしてしまうかも!?
開催日:※2020年開催中止 2020年7月25日(土)
開催場所:深見の池周辺(阿南町)
アクセス:三遠南信自動車道 天龍峡ICから 20分
JR飯田線温田駅下車 バス10分