季節の花を楽しめる限定御朱印。春といえば、桜や菜の花などがありますが、愛らしいチューリップも外せませんね。
トルコが原産と言われているチューリップは、江戸時代後期に伝来するもあまりに高級品で広まらず、大正時代になってから日本国内に広まったのだそうです。丸みを帯びた愛らしい姿は、ほかの春の花とはまた違った魅力を持っています。
今回はそんなチューリップを描いた、4月限定で頒布している各地のチューリップ御朱印を5つ集めました!
目次
500枚限定!素朴な絵柄がかわいい(日光二荒山神社/栃木県)
古くから日光山岳信仰の中心となってきた日光二荒山神社。男体山(別名:二荒山)の山頂に奥宮があり、この山自体が神社のご神体となっています。3,400ヘクタールにも及ぶ境内には日光連山まで含まれているのだとか。また、1999年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。
こちらでは4月に注目のお祭りも。神護景雲年間(767~770年)から続くと言われる「弥生祭」が、毎年4月13日~17日にかけて行われています。16日と17日には、日光東西の町々から家体(やたい)と呼ばれる山車が境内に集結。迫力満点の「各町家体繰出し」が行われ、栃木県の県花「ヤシオツツジ」があしらわれた花家体が参道を駆け上がります(2022年は残念ながら中止となり、神事のみ行われます)。
日光二荒山神社では、500枚限定でチューリップのスタンプ絵柄がかわいい4月限定の御朱印を頒布しています。日光のうららかな春を連想させてくれる御朱印は、お出かけの思い出の品にもなりそうですね。
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蝶々も舞って華やか!(大牟田神社/福岡県)
勇壮な夏祭りである「大蛇山祇園祭」で有名な大牟田神社。高さ6mと巨大な大蛇の山車の展示庫もあり、いつでも見学できるようになっています。
また、祭りの祇園囃子は、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、肥前の国名護屋城出陣で奏でられたことが始まりなのだとか。当時の勇ましい雰囲気が今に伝わります。
卯月詣の月替わり御朱印として登場しているのが、蝶々舞う華やかなチューリップの御朱印です。直接、御朱印帳の片面に書き入れていただけるとのこと。明るいデザインに、気持ちも明るくなりそうです♪
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金銀の箔がちりばめられた豪勢な御朱印(中野沼袋氷川神社/東京都)
撫でると安産祈願になる親子狛犬さんや幸せを呼ぶ三本願い松といった見どころも多い中野沼袋氷川神社。
4月の限定御朱印として登場しているのが、春の花々をイメージしたという華やかな御朱印です。チューリップの花束に蜂や蝶が寄り添い、花の香りが漂ってきそうな雰囲気!
金箔や銀箔がちりばめられており、花々の華やかさと相まって豪勢な一枚に。手にするだけで、テンションが上がりそうですね。
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猫とチューリップで癒やされる♪(成田豊住熊野神社/千葉県)
923年に紀州熊野大社より分霊いただいて創建されたという成田豊住熊野神社。2023年には御鎮座1100年を迎えるという歴史ある地域の総鎮守です。
こちらでは熊野神社「チューリップ」と六所神社「日向ぼっこ」をそれぞれ片面ずつ、いただくことができます。六所神社の「日向ぼっこ」では猫さんがお昼寝中。熊野神社側のカラフルなチューリップと相まって、なんとも癒やされますね。
暖かな春の陽射しを連想させてくれる御朱印です。
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花言葉は「愛の告白」!縁結びの神さまらしい華やか御朱印(村屋坐弥冨都比売神社/奈良県)
古代の生態系を維持しているイチイガシの森を有する村屋坐弥冨都比売神社(むらやにますみふつひめじんじゃ)。2月には御田祭り、10月には神社独自に代々伝えられてきた代々神楽などが開催されています。
華やかな春の御朱印は何種類かありますが、その中にチューリップもあります。赤いチューリップの花言葉は「愛の告白」。夫婦神を祀っている神社の縁結びのご利益を表すような、美しいチューリップの姿をみていると、素敵なご縁に巡り会えるような気持ちになりますね。
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今回は、春の花「チューリップ」をモチーフとした御朱印を5つご紹介しました。
春のうららかな陽気は、神社参拝にもぴったりです。お家に帰ってからも、春らしい御朱印を眺めながら、参拝の思い出をぜひ振り返ってみてください。