神社仏閣を訪れたとき、参拝した証として拝受するのが御朱印です。御朱印には、神様の名前が墨書きされていたり、ご本尊を表す朱印が押してあったりするため、御朱印を神様や仏様の分身とする考えは古くからあったようです。
厄除け・厄払いにご益のある寺社を参拝して御朱印をいただいて帰り、いつもそばに置いて大切にしていれば、お守りやお札同様、きっと災厄から守ってくれるのではないでしょうか。
そこで今回は、厄除け・厄払いにご利益のある寺社と御朱印をご紹介します。
厄除け・厄払いにご利益のある寺社5選
「厄」は、「苦しみや災い」を意味します。新型コロナウイルスは疫病という災いですから、私たちは今まさに厄の真っただ中にいるといえるでしょう。
厄除けとは、厄が寄り付かないように祈祷してもらうことで、主にお寺で行います。厄払いとは、自分の中の災厄を祓うために祈祷してもらうことで、主に神社で行います。
一般的には、厄年やその前後の歳に寺社に行きますが、このコロナ禍では年齢にかかわらず参拝して厄を落とし、終息までの無病息災を祈願するのもよいかもしれません。
では、ここからは厄除け・厄払いにご利益のある5社をご紹介します。
全国で唯一!八方除の御神徳がある「寒川神社」
神奈川県の寒川神社は、四方八方の方位・方角・地相・家相等からくる全ての災いを祓い除けるとされており、大難は小難に、小難は無難になるといわれています。
こちらでは通常の御朱印の他に、年始の初詣の時期に干支にちなんだ限定の見開き御朱印を頒布することがあるようです。
この投稿をInstagramで見る
真言宗智山派三大本山の一つ「大本山川崎大師平間寺」
通称・川崎大師の名で親しまれる大本山川崎大師平間寺は、成田山新勝寺、高尾山薬王院とともに真言宗智山派の三大本山の1つ。
あらゆる災厄を消し去る厄除け大師として全国から篤い信仰を集めています。
4つのお堂でそれぞれのお堂の御朱印を授与しており、全部で9種類の御朱印があります。
この投稿をInstagramで見る
弘法大師が創建した悪疫退散のご利益寺「西新井大師」
多くの神社仏閣が点在する東京都足立区において最大級のパワースポットといわれる西新井大師は、関東最大の厄除け大師としても有名です。
御朱印には「厄除 弘法大師」の文字が墨書きされ、十一面観音の印章が押されています。
この投稿をInstagramで見る
関東屈指の祈願寺「佐野厄除け大師」
栃木県佐野市にあり、厄除け方位除けで人気のある佐野厄除け大師。
人間国宝の香取正彦氏が手掛けた日本一大きな梵鐘(つりがね)「金銅大梵鐘」があり、年末年始に流れるテレビCMでこの鐘の音を記憶している方も多いことでしょう。
御朱印は記帳はできず、書き置きのみのようです。中央に佐野厄除け大師と墨書きされ、左下には「春日岡山」とあります。これは、佐野厄除け大師は通称で、正式名は「春日岡山転法輪院惣宗官寺」であることから、そう書かれています。
この投稿をInstagramで見る
スサノオを祀る厄除けパワースポット「佐沼津島神社」
宮城県登米市にある佐沼津島神社は、スサノオノミコトをご祭神とし、厄除けと縁結びにご利益があるとされる神社です。
こちらには、氏名を記した人型の紙で体を撫で3度息を吹きかけてから水鉢に流すことで、罪や穢れを流してくれるという、厄除けの水鉢があります。
御朱印は、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する場面が色鮮やかに描かれた、躍動感あふれる御朱印を拝受することができます。
この投稿をInstagramで見る
まとめ
今回は、厄除け・厄払いにご利益がある寺社と御朱印ををご紹介しました。
いつ終わるかわからないコロナ禍だからこそ、たまには気分転換も兼ね、御朱印帳を携えて出かけてみるのはいかがでしょう。その際は、くれぐれも感染防止対策は万全に。