日本国内では伝説上の生き物の存在を記した資料が数多く残されています。なかでも、鋭い牙、大きな目、圧倒的な存在感を放つ鬼の人気は高く、アニメのキャラクターや、鬼○○といった比喩表現で私たちの身近に登場しています。
怖いイメージが強い鬼ですが、鬼伝説が色濃く残る地域では鬼が観光の目玉として活躍しています。GoToトラベルキャンペーンでお得に旅ができる今秋、迫力ある鬼がいるスポットを巡ってみませんか?
GoToトラベルは、旅行代理店や予約サイトを経由して、宿泊のみのプラン、もしくは宿泊と交通が一緒になったプランが用意されています。
ユーモア溢れる鬼たちを一目見れば、思わず笑顔がこぼれて、コロナで疲弊した体がスッキリと晴れるはず!キャンペーン期間中に家族や友人を誘って、インスタ映えする写真を撮って盛り上がろう!
【北海道】登別温泉:ぐつぐつと煮えたぎる地獄谷
登別は北海道の南部に位置する全国でも有数の温泉地です。登別の温泉街では、間欠泉が湧き出る公園や、表情豊かな鬼の銅像を見ることができます。温泉街から少し外れると身長3.5mの赤鬼立像、2.2mの青鬼座像が鎮座し、記念写真の撮影スポットとして人気です。
「湯の町」登別のホテルや旅館へ温泉を給湯しているのは、笠山が噴火した際にできた火口跡地から湧いた「地獄谷」の温泉です。泡を立てて煮えたぎる火口に鬼が棲んでいるかのような光景から地獄谷と呼ばれています。
鬼が棲まう登別温泉は、ホテルや旅館など宿泊施設が豊富です。登別温泉へは、新千歳空港からは直行・路線バス、札幌駅からは路線バスを使って行くことができます。多泉質の温泉が湧き出ていることから「温泉のデパート」とも言われています。
登別に行く際には、宿泊と交通費が一緒になったプランを選ぶことをおすすめします。
※北海道民はどうみん割との併用ができないので注意が必要です。
【三重県】だんじり会館:大人も凍りつくリアルな鬼行列
ユネスコ無形文化遺産であり毎年10万人以上が訪れる上野天神祭は、三重県伊賀地区で行われる秋のお祭りです。全国にも珍しい百数体の鬼行列は迫力満点!
鬼行列の歴史は戦国時代まで遡ります。当時の津藩主であった藤堂高虎(とうどうたかとら)からの平癒(へいゆ)祈願の返礼として、修験道寺院の者が上野天神宮の秋祭りで鬼面を被ったことが起源とされています。
リアルな能面を被った鬼行列の様子が展示してあるのが「だんじり会館」です。お祭りで実際に巡行されるだんじりとともに、身の毛がよだつ威圧感たっぷりの鬼たちがお客を迎え入れます。
2020年の上野天神祭の開催は、10月23日(金)、24日(土)、25日(日)。新型コロナウイルスの影響で縮小開催となり、鬼だんじり行列の巡行は中止となってしまいましいたが、だんじり会館は開館しているのでリアルな鬼行列が体感できます。
<だんじり会館>
住所:三重県伊賀市上野丸之内122-4
電話番号:0595-24-4400
開館時間:9:00~17:00
休館日:4月に1日。10月25日までの直近の日曜日、その前日と前々日。12月29日から1月1日
料金:大人600円、小人400円
アクセス:伊賀線「上野市駅」より徒歩約5分
HP:https://www.igaueno.net/?p=99
【京都府】大江山:色濃く残る鬼伝説の数々
京都の与謝野町、福知山市、宮津市をまたぐ大江山は、天皇が政治の実権を握っていた王朝時代にたびたび鬼が出没していたとされています。なかでも大江山との関りが強いのが酒呑童子です。
人間として生まれた稚児が、3歳にして酒を好み乱暴を繰り返し、人間の世界から逸脱して鬼となり、大江山に住み着いたという伝説があります。
大江山の麓を訪れると、日本の鬼の交流博物館、酒呑童子の里、日本一の大鬼瓦など、鬼にまつわる施設や芸術建築物とご対面することができます。また、大江山は美しい雲海で有名です。宿泊プランを使って初日は鬼探訪、二日目は雲海ツアーがおすすめです。
まとめ
鬼に関連するスポットは、地域の人々を脅かしてきた歴史があります。今では観光の名物として異彩を放っており、今回ご紹介した鬼スポットもインパクト抜群です。GoToトラベルキャンペーンを使って、この機会に鬼スポット巡りをしてみてはいかがでしょうか?