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今週末に行ける場所も!いよいよ見頃の「萩まつり」2023年開催スポット6選!

2023/9/8
2023/9/20
今週末に行ける場所も!いよいよ見頃の「萩まつり」2023年開催スポット6選!

秋の七草のひとつである「萩(ハギ)」。7月頃から咲き始め、真夏の暑い時期は花が減り、気温が少し下がり始めた9月頃に満開の見頃を迎えます。日本では馴染み深い花で家紋に用いられたり、小豆の粒が萩の花の咲き乱れる様子に似ているということから、秋のお彼岸に供える「おはぎ」の名前の由来にもなっています。

全国にはそんな「萩」を鑑賞できる名所も多く、「萩まつり」が開催される場所もあります。そこで今回は、9月から「萩まつり」が開催予定のスポットを厳選して6か所ご紹介。ぜひ秋のお出かけの参考にしてくださいね。

30mのトンネルに揺れる萩に癒される【向島百花園/東京都】

東京都墨田区にある向島百花園は、江戸時代の文化・文政期(1804~1830年)に骨董商を営んでいた佐原鞠塢(さはらきくう)によって造られた庭園です。当時は町人文化が花開いた頃で、小石川後楽園や六義園などの大名庭園とは違う庶民的な趣のある庭園として、昭和13年までは民間で運営されてきました。

園内には名物の全長約30mの「ハギのトンネル」があり、9月には小さな紫色の花が風に揺れる様子に心が癒されます。例年開催される「萩まつり」は、今年は9月16日~10月1日まで開催予定です。日によっては「萩を詠む」「新内流し」「茶会」などのイベントが行われます。まつりについての詳細は東京都公園協会の案内ページにてご確認ください。

オマツリジャパンでは2020年に現地の様子をレポートしていますのでぜひご参考に!

 

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向島百花園では、9月には他にも江戸時代から続く伝統行事「月見の会」が、9月28日~30日まで行われます。詳しくは東京都公式サイトの案内ページなどでご確認ください。

東北の古刹で3種の萩に秋を感じる【毛越寺/岩手県】

岩手県の平泉町に鎮座する毛越寺(もうつうじ)は世界遺産に登録されている天台宗のお寺です。境内には平安時代末期に作庭された浄土式庭園がほぼ当時のままの状態で残っていて、同じく平泉に鎮座する金色堂で有名な中尊寺とともに地域を代表する寺院です。

歴史ある毛越寺では「曲水の宴」や「あやめまつり」、奥州藤原氏の栄華をしのぶ「藤原まつり」が春と秋に開催されるなど年間を通して多くの行事が斎行され、座禅や写経、法話などの体験イベントも充実しています。

例年9月になると境内には「ミヤギノハギ」「シロバナハギ」「ヤマハギ」の3種類計500株の花が咲き乱れ、「萩まつり」が開催されます。今年も9月15日~9月30日まで開催予定で、期間中は休日を中心に多彩なイベントが行われます。写経写仏会や邦楽の演奏会、国重要無形民俗文化財の「延年の舞」公演に文化講演会などイベントが盛りだくさん。まつりについての詳細は毛越寺公式ページにてご確認ください。

屋外オーケストラの音色が園内を包む【仙台市野草園/宮城県】

宮城県仙台市にある仙台市野草園は、東北地方の代表的な野生植物を展示している自然植物園です。約9.5haの広大な園内には、約1,100種類の植物が高山、海辺、薬草、アヤメ、萩など環境別やグループ別に植栽されています。また、園内には入館料無料の野草館があり、標本等の展示会や植物の調べ方教室などのイベントが開催されています。

例年秋に開催される「萩まつり」は野草園の一大イベントで、今年は9月16日~9月24日と29日に開催予定です。期間中の週末には野点や琴・尺八の演奏、仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏会などが行われます。まつりについての詳細は宮城県観光連盟の案内ページにてご確認ください。

 

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光が誘う幻想的な園内が美しい【偕楽園/茨城県】

茨城県にある水戸の偕楽園は、金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつです。天保4年(1833年)に水戸藩第九代藩主となった徳川斉昭が、西に筑波山、南に千波湖、そして城南の景色を一望できる景観に感動し、その良さを国中の人々が楽しめる場となるようにとの思いから造園して偕楽園ができました。

春の梅まつりが有名な偕楽園ですが、例年9月中旬から開催される「萩まつり」も多くの人が訪れる秋の一大イベントです。今年は9月9日~10月1日の期間で開催され、期間中は日没から夜9時までライトアップが行われます。

そのほかにも週末には「歴史アドバイザー水戸」による無料観光案内や、9月30日には「中秋の名月鑑賞会~月夜のピクニック」があり、様々なイベントに参加することができます。まつりについての詳細は水戸観光コンベンション協会の案内ページにてご確認ください。

オマツリジャパンでは2020年のこの時期に園内の様子をレポートしていますので参考にしてください。

 

 

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紅白のかわいい花が楽しめる【寺岡山元三大師/栃木県】

栃木県足利市に鎮座する寺岡山元三大師(てらおかさん がんざんだいし)は、正式名称を「寺岡山施薬院薬師寺」といい、聖徳太子の命によって「下野八薬師」という名称で建立されたのが始まりといわれています。江戸時代のころからは厄除け・商売繁盛の祈願寺として人々に信仰されてきました。

元三大師の境内には紅と白の花を咲かせる2種類の萩が約400本植栽され、9月中旬~10月上旬にかけて見頃を迎えます。その見頃に合わせて9月24日に「萩まつり」が開催されます。今年のまつりの詳細は未発表ですが、例年は演奏会や萩祭り特別護摩、お宝まき式などのイベントが行われてきたので、期待大ですね。最新情報や詳細は栃木県観光物産協会の案内ページなどからご確認ください。

500株超の萩の花が知らせる秋の訪れ【梨木神社/京都府】

京都市のほぼ中央に位置する上京区に鎮座する梨木神社(なしのきじんじゃ)。1885年(明治18年)に、明治維新に貢献した三條實萬(さんじょうさねつむ)を祀る神社として創建されました。平安時代に紫式部によって書かれた「源氏物語」に登場する「花散里(はなちるさと)」や「空蝉(うつせみ)」が住んでいた中川の家が梨木神社の辺りだったのではないかといわれており、源氏物語ゆかりの地としても有名です。

梨木神社は「萩の宮」とも呼ばれ、京都を代表する萩の名所です。​境内には500株以上の萩が植栽され、9月になると可憐な花が咲きほこり秋の訪れを感じさせてくれます。

例年、萩の花が満開を迎える第3または第4日曜日前後に「萩まつり」を開催。まつり当日は舞踊、邦楽、弓、居合などの奉納行事が斎行され、境内はたくさんの参拝者で賑わいます。今年は9月17日に「府市民俳句大会」、9月23日・24日に奉納行事や茶席が催されます。まつりについての詳細は梨木神社公式ページの案内にてご確認ください。

 

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