「火伏せ祭り」の特徴といえば、とにかく寒い中で家々に水をかけて回ること。参加者にとっては難しい所作がなく、一体感を持って盛り上がれるのが特徴とも感じました。
祭りを後世に繋いでいくために何が必要なのでしょうか?2023年1月14日~15日に福島県南相馬市鹿島区に滞在し火伏せ祭りを追いかけながら、継承にかける想いを担い手の方々に伺うことができました。
担い手のインタビューの前に、火伏せ祭りの開催概要について触れておきましょう。
1月14日、無火災と無病息災を願い、法被に白足袋を履いた若者たちが柄杓(ひしゃく)で民家に水をかけて回る「火伏せ」が行われました。また翌15日は豊作や一年の安全を願い、御神燈を持った行列や大蛇神楽などが披露される「天燈籠 ...