交通の要衝となっている姫路駅
兵庫県西部の姫路は、山陽道の線上に位置するばかりではなく、北の山岳部や日本海に向かう起点となっています。JR姫路駅には、山陽本線に加えて播但線、姫新線の列車が発着しています。様々な方角から人々が集まる駅ビルはピオレと呼ばれています。電車の乗降客を楽しませるため例年、年末にはピオレの外壁が、イルミネーションで輝きます。2020年は、11月21日~12月25日の期間で、「ピオレウォールイルミネーションファンタジー」が開催されています。
姫路城をモチーフとするピオレの外壁
ピオレの外壁は、白漆喰塗りの壁の美しさから「白鷺城」の別称をもつ姫路城をモチーフとしています。気品が溢れる白色を基調として、鉄門(くろがねもん)の黒色でサイドにアクセントがつけられています。 外曲輪の石垣や狭間をイメージした約400枚のパネルの各所にLEDが設置されているのです。
光と影が織りなすファンタジックな幾何学的な映像
「ピオレウォールイルミネーションファンタジー」では、縦約20メートル、横約100メートルのピオレの外壁を約62,000個のLEDが彩ります。2020年は、羽田空港や渋谷ヒカリエなどの照明デザインを行った内原智史が監修しています。光と影が織りなす幾何学的な映像はファンタジックです。連続する光の変化を瞬間で切り取ると、無数のアート世界が鏤められているようです。
ピオレで味わえるご当地グルメ
ピオレの館内には200店舗前後のショップが入っていますが、ご当地グルメが味わえるフードコートも備えています。
姫路城に向かってイルミネーションで装飾されるみゆき通り
ピオレから姫路城に向かう商店街のみゆき通りもイルミネーションで装飾され、駅から城までの姫路の中心街には光のアートが満ち溢れています。
兵庫県西部の姫路駅には山陽本線、播但線、姫新線の列車が発着し、交通の要衝となっています。駅ビルはピオレと呼ばれ、外壁は姫路城をモチーフとしてデザインされました。約400枚のパネルで構成される壁面は例年、年末には光のアートが映し出されます。