どうも。
モザイク系ライター、びびです。
ついにこのお祭りを紹介するときがやってきました。
豊・年・祭!
ところであなたは18歳以上ですか?
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OK。はい、ですね。
男性のシンボルを神輿に乗せて練り歩くこのお祭り、噂が噂を呼び、海外からの観光客も増えているとのこと。
説明不要で分かりやすいこのお祭りのユニークさは、国境を軽々と超えるのでしょう。。
・「生殖器崇拝」という思想
「生殖器崇拝」とは、”生命を生み出す世の中で唯一の存在”を崇めるというもので、世界中に様々な形で存在します。
今回紹介する田縣神社の豊年祭は広義でこの一つであるとされ、地元住民だけでなく観光客からも絶大な支持を得ています。
“その価値”は万国共通ですからね!生命を生み出すものそれすなわち神、という考えは自然なものです。
日本国内でも形は違えど多くの地域で行われているようです。
日本における生殖器崇拝は、その名称として「おしめさま、歓喜天、金魔羅様、金精様(金勢様)、金丸様、陰陽石、瘡神、お祠様、さいのかみ、穴場様、穴婆様、とんび岩」などがあり、その分布も全国的である。また、その象徴を男女で分けると、女陰よりも男根が多い。(Wikipedia-「生殖器崇拝」)
一説によると47都道府県すべてに何らかの形で生殖器崇拝が存在しているとのこと。
これに限らずですが、異なる土地で似たようなお祭りが栄えていくのは不思議ですよね。
・豊年祭、そもそもイジっていいのか問題
そう、そうなんですよ!
このお祭りについていろんな人がいろんな事言ってますが、歴史もあるし、やってる方は真面目にやってますから!
そんな神聖なお祭りを好奇の目で見るなんて、こちらの心が汚れていただけなんじゃないか。こんな罰当たりなことをやってたら将来子宝に恵まれないんじゃないか。
「そもそも主催者側は別に奇祭だなんて思っていないんじゃないか?」
真面目にやっている人を茶化すようなことはしたくない。罪悪感を覚えた私は、公式サイトを確認した。
(前略)この祭は直径六〇センチ、長さ二メートル余りの大男茎形(男性の性器)を毎年新しく檜で作成し、それを厄男達が御輿に担ぎ、御旅所から行列をなして当社に奉納し、五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する祭です。当日は世界各国からの参拝者で境内は埋まり、「見くらべて 笑えこの梅 あのさくら」の詩歌の如く、国境を越えてみな微笑む祭で、まさに「天下の珍祭」であります。(田縣神社 公式サイト)
五穀豊穣、子孫繁栄、なるほど・・・おや?
まさに「天下の珍祭」であります。(田縣神社 公式サイト)
うん良い。イジってOK。
「まさに」って言っちゃってるしね。心置きなくイジっていきます。珍祭だけにね。
・豊年祭=男性のシンボル祭りではない
そう!!これは超大切なことなんですが、「豊年祭」=「生殖器崇拝」ではありません。
「豊年祭」という名前でお祭りをしている神社は全国に数か所ありますが、知られているような男女のシンボルが使われるのは
◆田縣神社(たがたじんじゃ:愛知県小牧市)
◆大縣神社(おおあがたじんじゃ:愛知県犬山市)
主にこちらの二か所となります。
ちなみにこの二つの豊年祭は対になっており、田縣神社は男性、大縣神社は女性のそれぞれシンボルをかたどった神輿を持っています。
また田縣神社の豊年祭は、もともとの質素な五穀豊穣祈願のお祭りからだいぶ進化しているようです。
祭りの観光化に伴って特に男根だけが強調されて巨大化し昭和24年から2メートルという大男茎形が作られるようになった。(Wikipedia)
・・・いや戦後に何しとんねん!
しかし見方を変えれば、観衆が作ってきたお祭りとも言えますね。
さあて基本を抑えたところで、
全力でイジっていきましょう。
参加者たちの投稿を画像でご紹介!
・お待たせしました田縣神社「豊年祭」の様子!
うわあなんて露骨なお神輿!!わっしょいわっしょい!イテテテテ!!あんまり強く引っ張らないで!!
田縣神社の天下の奇祭!😱に行って来ました。今では小牧市の観光として、全国そして海外からの観光客が詰めかける豊年祭です。
是非とも、今日来れなかった方は来年、小牧市にお越しください♡ pic.twitter.com/OicTUJYqZg— 小牧市議会議員 小川真由美 (@mayumi_ogawa) 2015年3月15日
すごい人だかり!アンタも好きねえ。。
ここでは、フランクフルトも一味違います。
切り込みが独特だ(笑)
田縣神社の豊年祭は楽しいな。#田縣神社#田縣神社豊年祭#豊年祭#豊年祭2018 pic.twitter.com/2vVdKqOonG
— WARU (@SPEED_MOST) 2018年3月15日
屋台もスゲー攻めてくる。普通の縁日で出されたらドン引きだけどここではお茶目で通りますな。
「ラッキー☆マシュマロが2個も付いてるぅ~!」
じゃないんだよ。もう屋台もやりたい放題だよね。ちなみに「ばなちん」と言うらしい。そのまんまやんけ!
日本一ありがたみとリアリティのある賽銭箱。これはありったけの賽銭を投じたい。
鐘もかーーい!!
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「珍宝窟」。
“双玉ノ右ヲサスリ家内安全 商売繁盛・金運ノ願イ
双玉ノ左ヲサスリ恋愛成就 子宝・安産・夫婦和合
願イ事叶ウト言イ伝エラレ遠近ヨリノ参拝者アトヲタタズ霊験イヤチコナリ”
とのこと。
どうやらざっくりと右が金運、左が珍運のようですね。
・田縣神社/大縣神社「豊年祭」の概要
こんなにイジり甲斐のある、もといユニークなお祭りは是非チェックしたいですね。
超混雑が予想されますが、是非一度は行ってみたいお祭り!
◆田縣神社豊年祭
日程 :毎年3月15日
場所 :愛知県小牧市田県町152 田縣神社
アクセス :名鉄「楽田駅」より徒歩15分
webサイト:http://www.tagatajinja.com/
こちらが珍祭で有名な豊年祭!
全国各地、さらに海外からも多くの観光客が押し寄せます。
◆大縣神社豊年祭
日程 :毎年3月15日以前の日曜日
場所 :愛知県犬山市字官山3 大縣神社
アクセス :名鉄「楽田駅」より徒歩15分
webサイト:http://ooagata.urdr.weblife.me/
田縣神社豊年祭と対となるお祭りで、街を練り歩くのは女性のシンボルです。
もうなんていうか、ええんかこれ。。
・まとめ
世界からも注目される田縣神社の豊年祭!
街の人たちもノリ良くお祭りと付き合っているようで微笑ましいですね。
インスタ映え必至、フォロワー離れ不可避の諸刃の剣になるかもしれませんが(笑)、興味のある方は是非一度生で見てみたいお祭りです。
それでは、マタ!