鳩ヶ谷の年末のお祭り
埼玉県南東部に位置する川口市鳩ヶ谷地区。市内には日光御成街道が通り鳩ヶ谷宿が置かれたこともあり、江戸時代からは宿場町や市場町として発展してきた街でもあります。このような歴史的に栄えてきた街のお祭りは盛大なことが多いですが、年の瀬を飾る「鳩ヶ谷氷川神社おかめ市」もそんなお祭りの一つです!
毎年12月末に行われるおかめ市ですが、鳩ヶ谷の総鎮守でもある鳩ヶ谷氷川神社で開催された今年のお祭りの様子をご紹介していきます!
鳩ヶ谷氷川神社が舞台
おかめ市の舞台となる鳩ヶ谷氷川神社は、鳩ヶ谷の中心地を通る日光御成街道から少し西に入ったところにあります。その創建は1394年(応永元年)と伝わり、御祭神は須佐之男命。
12月25日、おかめ市当日の17時頃に鳥居前までやってきましたが、既に多くの方が訪れています!
鳥居を潜ったら、まずは社殿へご挨拶。社殿へ向かう参拝客の列ができていました!
社殿には、大きな熊手が掲げられています!
社務所では、おかめ市限定しゃもじが頒布されているので要チェックです!
社殿への挨拶を済ませたら、境内に立ち並ぶ熊手市へと進みましょう!
境内を埋め尽くす熊手市
社殿から振り返ると、左右にぎっしりと立ち並ぶ熊手の露店。夜空にライトアップされた熊手が映えます!
お店ごとに少しずつ違う熊手のデザイン。鯛や七福神等の縁起物が乗っていますが、違いを見つけていくのも楽しいですよ!
鶴が五羽も乗る、こんな大きな熊手もありました!
紅白の梅や俵も縁起が良いです!
おかめと虎
おかめ市と呼ばれているこのお祭りですが、都内では11月の酉の日に行われる酉の市が有名ですよね。同じように鳩ヶ谷でも熊手の販売が行われますが、なぜ名称が違うのでしょうか。その理由を調べてみたところ、おかめの面を付けた熊手を売るお店がこの地域では多かったからと言う説があるそうです。事実、おかめを付けた熊手がたくさん販売されていました!また埼玉県内では12月に熊手市が多く立ち、鳩ヶ谷はその中でも年末に行われるので、埼玉県内最後の熊手市と呼ばれているようです!
おかめが優しい顔で微笑みかけてきます。
至る所、おかめだらけです!
おかめを見た後は、負けじとある装飾が虎!来年の干支に合わせて、虎が乗る熊手も魅力的ですね!
招き猫ならぬ、招き虎の熊手もありました!
境内には本当にたくさんの熊手露店があります。ぜひお気に入りの一つを見つけていってください!
鳩ヶ谷氷川神社で行われている「おかめ市」へやってきました!こちらは年末に行われることもあり、埼玉県内最後の熊手市と言われています。
威勢の良い声が飛んでいて雰囲気ありますね。年の瀬を縁起良く終え、2022年もたくさんのお祭りに行きたいところです!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/TTNyWrdq77— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) December 25, 2021
お祭りグルメも楽しめる!
鳩ヶ谷氷川神社のおかめ市では、多くの飲食屋台が出ているのも見どころの一つ!今年は場所を制限しての縮小開催ではありますが、それでもお祭りグルメを楽しめるたくさんの屋台が出ていました!
こちらはお祭り屋台定番の七味とうがらし屋さん。風情がありますね!
こちらも定番グルメ、お好み焼きです!
たこ焼きもたまりませんね!
この地域ならではでしょうか?五平餅の屋台も!焼いた香りがそそります。
こちらは珍しい、お餅屋さんまでありました。3つの味はどれもそそりますね!
スイーツの屋台も負けていません!りんご飴やばななチョコ、わたあめ等の屋台が出ていました。
周辺情報・アクセス
鳩ヶ谷氷川神社から参道を出て、日光御成街道を南に進むと現れる銭湯「昌見浴場」さん。夜のお祭りの後に身体を温められるのは貴重なスポットですね!
■アクセス
埼玉高速鉄道線 鳩ヶ谷駅1番出口より徒歩約5分。
駅構内でも熊手が掲げられていました!