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熊本県民のソウルフード「からし蓮根」!発祥はお殿様の滋養強壮のため!?

更新日:2021/4/27 高橋 佑馬
熊本県民のソウルフード「からし蓮根」!発祥はお殿様の滋養強壮のため!?

熊本県ってこんなとこ

九州中央部にある熊本県。西には有明海、東には世界最大規模のカルデラを持つ阿蘇山があるなど、自然豊かな県です!観光地としては、阿蘇一帯や熊本市内をはじめ、北部の山鹿温泉、南部の人吉温泉を含む球磨地方などが知られています。また2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の一つとして、荒尾市の三池炭鉱施設と宇城市の三角西港世界遺産として登録されました!

阿蘇山熊本のシンボルの一つ「阿蘇山」と手前に広がる「草千里ヶ浜」

この熊本の名物と言えば、いきなり団子や馬刺し、有明海苔などがありますが、からし蓮根は忘れてはならないソウルフードです!

熊本県民のソウルフード「からし蓮根」

熱烈なファンがいることでも知られる熊本県民のソウルフード「からし蓮根」。蓮根なのに黄色?と初見だとビックリしてしまう見た目の食べ物かもしれません!このからし蓮根、いまや全国で知られ、東京でもスーパーや百貨店に並んでいることもあります。今回は熊本の名品が揃うアンテナショップ「銀座熊本館」でからし蓮根を手に入れてきましたので、実食レポートでご紹介していきます!

こちらがそのからし蓮根。熊本市内に本社を構えるふくとくさんのものです。からし蓮根と並んで熊本で有名な、くまモンのステッカーも貼られていますね。

からし蓮根

袋から出すと、この威風堂々とした姿!全身を黄色に包まれています!

からし蓮根

切ってみると、この美しい断面!白い蓮根と、黄色い辛子のコントラストが素晴らしい!

蓮根の穴に詰められている辛子ですが、ただの辛子ではありません。実は各お店が特製のレシピで作り上げた、辛子味噌なのです!辛子と味噌はもちろん、蜂蜜や砂糖と言った甘味を足し、混ぜて作られた辛子味噌。ふくとくさんの場合は、九州特有の麦みそを使用して和辛子と合わせ仕立てられていました。しかも手作りです!

食べて見ると、まずはサクッとした蓮根のみずみずしい歯ごたえに快感を覚えます。その後にやってくるツンとした辛子の香り。なんでしょう、この相性が抜群に良いのです!片手に同じく熊本名産の球磨焼酎を持ってしまったら、これはもう止まらないですね!

からし蓮根

■ご紹介した商品

【商品名】からし蓮根

【価格】1080円(税込)※下記店舗価格

【購入店舗】銀座熊本館

余談ですが、シールにも貼られていた熊本を代表するこの方が、からし蓮根に掛けたこの言葉を発しているのでお納めください。

からし蓮根誕生の由来とは?

からし蓮根、食べて見たくなりましたでしょうか?その発祥の歴史を知ると、また違った意味で食べたくなるかもしれませんよ!

からし蓮根が誕生したのは、今から400年程前の江戸時代初期と言われています。当時の熊本を治めていたお殿様に、細川忠利と言う方がいましたが、どうにも身体が弱かったんだそうです。このお殿様に元気になってもらおうと提供されたのが、からし蓮根だったんだとか!ビタミンCが豊富で疲労回復効果があるとされる蓮根(当時は造血効果があるとされた)に、食べやすくするために辛子味噌を詰めて提供したことから、今に伝わるからし蓮根が誕生しました!お殿様にあやかって、滋養強壮効果も期待したくなっちゃいますね!

熊本城2016年の熊本地震から、2021年に復旧したばかりの熊本城天守閣。細川忠利の居城でもあった。

熊本市の夏の風物詩「火の国まつり」

火の国まつりは、1978年にはじまった熊本市民のための夏祭り!毎年8月上旬に行われ、5000人に上る人が一斉に民謡に合わせて踊る、おてもやん総踊りが有名です!詳しくはお祭りのホームページで紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください!

火の国まつりホームページ

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

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