鹿児島銘菓「かるかん」
九州南部にある鹿児島県。三方を海で囲まれ、特徴的な2つの半島(薩摩半島・大隅半島)があり、屋久島や種子島、奄美大島などの島しょ部が存在。観光地としては桜島や霧島連山、指宿の砂風呂などが有名で、雄大な自然を感じられる県です!この鹿児島県の名物と言えば、黒豚や地鶏、芋焼酎が知られていますが、鹿児島銘菓として人気が高いのは「かるかん」ですね!
かるかんは漢字では軽羹と書く、江戸時代中期に薩摩藩(現在の鹿児島県)で誕生したとされる和菓子です。原料にはかるかん粉(うるち米から特殊な方法で作られる米粉)を主に、その他には砂糖、山芋(自然薯)、水が使われています。こちらを混ぜて生地にし、蒸しあげて半スポンジ状にさせたものが、かるかんです!
かるかん饅頭
かるかんは本来は羊羹やういろうのような棹状のものが主流でしたが、今では中にあんこが入れられた「かるかん饅頭」が人気の商品!と言うことで、かるかんの元祖として知られる明石屋さんのかるかん饅頭を手に入れてきましたので、実食レポートで紹介していきます!
袋を開けると、かわいらしいフォルムのお饅頭が登場!白い満月のような姿ですね!
中身を確認するために半分に割ってみました!すると中にはぎっしりとあんこが!
食べて見ると、もちっとした皮にしっかり砂糖を感じる甘めのあんこがばっちりマッチして、これはおいしい!一個だけでは足りません笑
なおこのかるかん饅頭ですが、温めてから食べてもおいしいんです!ちょっとだけレンジでチンして食べると言うことを、ぜひトライしてみてください!
余談ですが、かるかんの誕生秘話には、当時の日本において比較的砂糖を手に入れやすかった、山芋(自然薯)が藩内で良く育っていた、と言う薩摩藩の事情が絡んでいると言う説があるそうです。またかるかんは軽羹と漢字で書きますが、軽い羊羹だから軽羹になったと言う説もありました。
■ご紹介した商品
【商品名】かるかん饅頭
【価格】162円(税込)
【都内販売店舗】かごしま遊楽館(鹿児島県アンテナショップ)、各百貨店など
与論十五夜踊り
鹿児島県最南端の島、与論島。江戸時代から薩摩藩に属し、砂糖の生産に寄与してきた島です。特産品には黒糖があり、それを使用した黒糖焼酎も有名です!この与論島で、毎年旧暦の3月、8月、10月の各15日に行われるお祭りがあります。「与論十五夜踊り」です!
このお祭りは、島中安穏、五穀豊穣を祈り行われ、室町時代から400年以上続いていると言われています。特徴的なのが、お面を被っての踊り!このお祭りの詳しい情報は、こちらの記事で紹介してますので、ぜひチェックしてみてください!