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【川越大師喜多院】御朱印を頂いて楽しむ小江戸の寺院での初市、節分、桜

2021/4/14
2021/4/14
【川越大師喜多院】御朱印を頂いて楽しむ小江戸の寺院での初市、節分、桜

厄除けのご利益が期待できそうな川越大師喜多院の御朱印

全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。小江戸の別称で呼ばれることもある埼玉県川越市に伽藍を構える川越大師喜多院の御朱印には、紙面の中央に厄除の文字が書かれ、これだけでもご利益が期待できそうです。

川越大師喜多院の御朱印

川越大師喜多院の御朱印は、境内中央の慈恵堂の堂内に設けられた授与所で頂くことができます。

川越大師喜多院の慈恵堂

慈恵堂の正面

慈恵堂内の授与所

慈恵堂内の授与所

種類豊富な授与品

川越大師喜多院の授与所では納経帳や経本、お守りの他に、特徴のある護符が準備されています。2本の角を立てた鬼のような角大師は慈恵大師良源を描いたもので、自宅の玄関や門柱などに貼れば厄難は家の中に入ってくることはないでしょう。

授与所に準備される納経帳や経本

授与所に準備されるお守りや護符

平安時代の初期に開創された川越大師喜多院

川越大師喜多院は、平安時代初期の830年、淳和天皇の命で慈覚大師円仁が天台宗を東国に広めるため無量寿寺として開創したのが始まりと伝わります。ところが、1638年に起こった川越を焼き尽くす大火によって、山門を除く全ての建物を焼失してしまいました。

1632年に天海僧正によって建立された山門

川越大火によって焼け野原となった境内には、1639年10月に入母屋造りの建物に銅版葺の屋根が施された慈恵堂が、いち早く再建されました。川越大師喜多院の本堂の役割を担い、中央に慈恵大師、左右に不動明王を祀り毎日、不動護摩供を行っています。

初詣時期には大勢の人々がつめかける川越大師喜多院の慈恵堂

慈恵堂の再建後も江戸幕府第3代将軍の徳川家光は、川越大師喜多院の再建を精力的に行い、江戸城紅葉山の御殿を川越に移築し客殿、書院、庫裏としました。現在でも客殿には「徳川家光公誕生の間」、書院には「春日局化粧の間」が残されています。

川越大師喜多院の客殿

川越大師喜多院の客殿

個性的な外観をもった堂宇がバランスよく並ぶ境内

江戸時代の雰囲気が漂う境内には、個性的な外観をもった堂宇がバランスのとれた配置で並びます。北には多宝塔が方形の下層、円形の上層の建物の上に宝形造りの屋根が施されています。

境内の北に建造される多宝塔

東の入母屋造りの鐘楼門には、2階の前面に竜、背面に鷹の彫刻が施されています。

境内の東に建造される鐘楼門

南の小高い丘に建つ慈眼堂には、屋根が中央から四方の隅に流れる宝行造りの様式が用いられています。

境内の南に建造される慈眼堂

山門の北西の五百羅漢も見逃せないエリアです。538体の羅漢が隙間なく並び、日本三大羅漢の一つにも数えられています。笑ったり、泣いたり、怒ったりの表情を見せる羅漢を見ていると飽きることはないでしょう。

山門北西の五百羅漢

季節ごとに行われる様々な行事

境内に並ぶ堂宇は一年を通して変わらぬ表情で参詣者を迎えてくれますが、川越大師喜多院では季節ごとに様々な行事が行われています。1月3日の初大師だるま市に始まり、2月3日に節分会、早春に桜まつり、4月3~5日に長日大護摩講、5月8日に花まつり、秋には七五三、菊祭りなど盛り沢山です。早春の桜まつりの時期には客殿庭園に育つ「徳川家光お手植えの桜」も元気に花を咲かせます。

川越大師喜多院の初大師だるま市

川越大師喜多院の初大師だるま市

川越大師喜多院の節分会

川越大師喜多院の節分会

桜まつり期間の川越大師喜多院の境内

桜まつり期間に元気に花を咲かせる客殿の「徳川家光お手植えの桜」

埼玉県川越市の川越大師喜多院では、紙面の中央に厄除の文字が書かれた御朱印を頂くことができます。平安時代初期に開創された天台宗の寺院の境内には、個性的な外観をもつ堂宇が並びます。だるま市、節分会、桜まつりなど年間行事も盛り沢山です。

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