※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。
(2020年11月6日 編集部)
川治温泉は男鹿川と鬼怒川が合流する峡谷にひらけた自然豊かなところで、古くから多くの湯治客に親しまれてきた。普段静かなこの町も秋には色づいた美しい山々と「川治温泉紅葉まつり」を目的にたくさんの人が訪れます。特に薬師橋からの眺めは絶景です。紅葉とお祭りを楽しんだ後は温泉にのんびり浸かって、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年11月6日 編集部更新)
秋には紅葉で包まれる江戸時代からの宿場町
栃木県日光市にある川治温泉は浅草から3時間前後のアクセスのため、首都圏に住む人にとっては絶好の1泊2日の小旅行先となっています。江戸時代には会津西街道の宿場町として栄えました。男鹿川沿いに約10軒の旅館が立ち並んでいます。「傷は川治」と称される良質の温泉が湧き出る温泉街は、例年10月中旬から11月中旬にかけて紅葉で包まれ、「川治温泉紅葉まつり」が開催されています。2019年は、11月3日(日)に黄金橋付近で「仕掛け花火ショー」、11月4日(月)に川治ふれあい公園で「縁日」が行われる予定です。
川治温泉郷の紅葉は、野岩鉄道の川治温泉駅から川治湯元駅まで続きます。この区間を走る電車の車窓から見える風景から、季節の彩りが絶えることはありません。
豊かな温泉情緒が漂う新男鹿橋
温泉街の中心で男鹿川に架かる新男鹿橋は、豊かな温泉情緒を漂わせています。橋の下には秋色のグラデーションに彩られた男鹿川が流れます。袂で人懐っこい表情で微笑む川治温泉のイメージキャラクター「かわじい」も印象的です。
2つの足湯を備えた「川治ふれあい公園」
新男鹿橋から男鹿川に沿って南に下ったところに、2つの足湯を備えた「川治ふれあい公園」が整備されています。「むすびの湯」はカップルで寄り添うと絵になることでしょう。「かわじいの湯」ではグループやファミリーで歓談ができます。ただ体を休めたいだけならば、休憩所の「かわじいふるさとの駅」を利用することになるでしょう。
「川治ふれあい公園」は男鹿川に面しており、河原からは温泉街越しに紅葉を見ることができます。対岸には源泉の「不動の湯」、「元湯」が湧き出し、温泉に浸かりたくなってしまいます。
橋の袂に露天風呂の「薬師の湯」が設けられる薬師橋
「川治ふれあい公園」からさらに、南に下った薬師橋の袂には、露天風呂の「薬師の湯」が設けられています。川治温泉の旅館に宿泊客しなくても、川治の温泉に浸かることができるのです。露天風呂から紅葉を眺めれば、癒しの効果は抜群です。ただ、男女混浴なので、タイミングによって気遣いが必要となるかもしれません。
温泉街を越えて足を伸ばしたい黄金橋
新男鹿橋から薬師橋までは川治温泉の中心ですが、さらに南下した黄金橋付近の紅葉も見逃さないようにしたいものです。季節の色彩が橋全体をスッポリ覆っているのです。
浅草から3時間前後のアクセスの川治温泉は、例年10月中旬から11月中旬にかけて紅葉で包まれます。都心から1泊2日の紅葉狩りにうってつけです。2019年には、11月3、4日には「仕掛け花火ショー」や「縁日」のイベントが開催される予定です。紅葉に包まれる温泉に浸かれば、心身ともにリラックスできます。