2019年12月21日(土)、新たに生まれ変わった国立競技場のオープニングイベント「国立競技場オープニングイベント ~HELLO, OUR STADIUM~」が開催された。
イベント前半の文化パートでは「東北絆まつり」として「秋田竿燈まつり」「盛岡さんさ祭り」「山形花笠まつり」「福島わらじまつり」「仙台七夕まつり」「青森ねぶた祭」の6祭が熱のこもった演技を披露。
イベント終了後には6祭の代表者が事後記者会見を行い、2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのメイン会場となる同会場での手応えと、開会式及び閉会式への想いを口にした。
福島市の木幡浩市長は、東北絆まつりを来年のオリパラ開会式に登場させて欲しいと働きかけていることを名言。続けて「本番で世界のみなさんに我々の感謝を伝える。それができることを信じて復興に頑張っていきたい」と語った。また、記者からのオリパラへの関与がどのように地元の人々の糧になっているのかという質問に対し、「オリンピックをきっかけにさらに復興を進めていこうと言う機運が高まっているのは間違いないが、乗り気になれない方々がいるのも事実。ましてや台風19号の災害もあったので、そういった方々の心も十分考え、かつ支援もやりながら2度と無いと思われるこのお祭りを我々の力にできるよう市民に広げて一体となって取り組んでいきたい」と語った。
山形市の佐藤孝弘市長は「復興」をテーマにしていることについて、「絆まつりは2011年に東北六魂祭としてスタートし、各東北の県庁所在地で行ってきました。復興五輪がひとつのテーマの中で世界から支援をいただく中、東北の団結力と元気をみなさんに見たいただきたいと思っていましたので今日は非常に良い機会だった」とコメントを述べた。
青森市の小野寺晃彦市長は「本物のねぶたを持ってきたが5tあるためトラックは回れなかったが、4台の中型ねぶたと180人のハネト衆がその心意気を6万人の方にお届けするためトラックを歩かせていただいたことは名誉なことだと思う」と感想を述べ、オリパラの期待感については「オリンピック・パラリンピックの開会式閉会式とこれから本番に向けて我々絆まつり一丸となって出演をしたいという運動を続けており。その熱い想いを他の5つのまつりと一緒になってお届けして、ぜひ本番のオリンピック・パラリンピックで絆まつりの熱い想いを世界にお届けしたいと思わせていただく記念すべき日だった」と口にした。
ミス花笠の加藤杏菜さんは「今日この日この国立競技場で踊らせていただいて、すごく興奮しましたしすごく光栄なことだと思いました。」と感想を述べた。
ミスさんさ踊りの才川さんは「来年も復興の一環としてまた東北絆まつりが開催されるので、ぜひたくさんの方々に東北の元気を届けていきたい」と語った。