4月12日はパンの記念日!この日にあわせて、今まで数多くのご当地パンを食べてきたオマツリジャパンが、本当に美味しかったご当地パンをご紹介!甘い菓子パンから惣菜パンまで選りすぐりの5つをご紹介します。
目次
ネギ嫌いの人でも食べれるネギまみれのパン「ネギパン」(熊本県)
熊本県のご当地パンの大本命といえば、高岡製パンの「ネギパン」です。「マツコの知らない世界」や「秘密のケンミンショー」などのテレビ番組でも紹介され話題となりました。
柔かそうなパンに熊本産の葉ねぎがたっぷり練り込まれています。この葉ネギ、刻んでいたり、ペースト状にしているわけでもなくまんまネギです。
\実食!味は?/
ふわふわモチモチのパンは熊本県産の小麦が使われいてるそう!そのこだわりの小麦のおかげか、パン自体が美味しい!練りこまれているネギの感じはほとんどなく普通に美味しいパンです。
パン生地の中には、大雑把にのせられたかつお節がたっぷり!マヨネーズ、トンカツソース、ケチャップが塗られています。
パンとソースと鰹節のハーモニーが絶妙!ネギ感はほとんどありません!ネギ嫌いでも美味しく食べることができそうですよ!
ネギ嫌いな5歳男児に食べさせてみると、半分個にしてあげたネギパンをあっという間に食べておかわりをねだってきました。
ネギ嫌いな子どもも美味しくいただくことができるパンです。
メロンパンを超えた!?「ぼうしパン」(高知県)
ぼうしパンは昭和30年頃に誕生した、高知発祥のご当地パンです。
県内のパン製造会社「永野旭堂本店」さんが、本来メロンパンに乗せるビスケット生地に代えて、カステラ生地で試したことから誕生したといいます。
ぼうしパンはまさに見た目どおりの商品名ですが、実は商品化されたときは「カステラパン」と名前で発売されていました。ただ、その特徴的なかたちからお客さんの間で「ぼうしパン」と呼ばれ、それが定着して正式に「ぼうしパン」という商品名になったようです。
\実食!味は?/
ふんわり丸いパンに、カステラ生地がぼうしのつばのようにぐるっと囲まれています。
ほんのりしょっぱさを感じる中心のパンの部分はフワフワ、周りのつばの部分はしっとりしながらもサクッとした食感です。このつばの部分がとにかく美味しい!メロンパンのクッキー部分をイメージしていましたが、ケーキのような優しい甘さがクセになりそう。
素朴な美味しさがクセになる人続出!「牛乳パン」(長野県)
長野県のご当地パン「牛乳パン」。
牛乳が練り込まれ、ふわふわに焼かれたパン生地の間に、濃厚なミルククリームがたっぷりとサンドされた素朴なパンで、レトロなパッケージが特徴。
長野県には多くの牛乳パンが存在しますが、今回紹介するのは八ヶ岳の麓、長野県小海町の高原のパンやさんで作られている牛乳パンです。
王道の四角い形のパンの間に、濃厚なミルククリームがたっぷりサンドされ、両手に載せても余る大きさ。これは食べ応えがありそうです!
\実食!味は?/
「ふわふわの軽めの生地。クリームはわずかにじゃりっと感があります。軽くて食べやすいパンですね!」
グラニュー糖のじゃりっと感がアクセントに!
「オーソドックスなパンに、砂糖のシャリっとした感触の残るクリームも甘すぎず、大きいけど一人でまるっと食べれそう!」
もともと、「子供達に栄養のあるパンを」との想いから作られたとされる牛乳パンは、サイズも大き目でべ応え満点!もちろん大人でもペロッと行けちゃう美味しさです。
食パンをスポンジで巻くって!?「スナックブレッド」(鹿児島県)
日本全国のご当地パンを10年以上食べ歩いたというゴスペラーズ酒井雄二さんが、テレビ番組「マツコの知らない世界」の「ローカルパンの世界」で紹介していたいくつかのご当地パン。「スナックブレッド」もそのときに紹介され、実際に食べたマツコさんも絶賛していました。
スナックブレッドは、鹿児島県民なら誰もが知っている鹿児島のご当地パンで、鹿児島にあるイケダパンから発売されています。1987年販売のロングセラー商品で、鹿児島県民に長く愛され続けている菓子パンです。
白い食パンの周りにスポンジが巻かれています。その間にはマーガリンがしっかり塗られています。断面を見ると、どちらも詰まりすぎていない生地となっていてフワフワ感があります。
\実食!味は?/
「パッと見、ロールケーキの中に溢れんばかりのクリームが詰まっているのかと思ったら…えっ!食パン!?
食パンをロールパンでくるんだ斬新な組み合わせでした。外側は甘すぎないクリームがうっすらとはいっていて、食パンはシンプルな味なので、普通に菓子パンとして美味しくいただきました。」
食パン×ロールケーキ! 斬新すぎる組み合わせながら、味はいい意味で普通に美味しいとのこと!小さい頃からスナックブレッドに馴染みのある筆者は、斬新な組み合わせと意識したことがありませんでしたが、言われてみるとそうなんですよね~
「ロールケーキだと甘いし、食パンだけだと物足りない!その二つを足しただけなのに、素晴らしいバランスのパンに変身。たまに口の中で食パンの淡白な風味に出会うと安心します。」
たくあん×マヨネーズ!?想像の斜め上をいく「たくマヨパン」(滋賀県)
たくあんとマヨネーズをまぜて挟んだパンがあると聞き、噓でしょ?と思いながら調べると本当にあった!というわけで購入したのが、滋賀県甲賀市水口町のパン屋さん、柏屋製パン所(Oak Bakery)から出ている「たくマヨパン」です。
実は滋賀県民によれば、たくあんとマヨネーズをはさんだパンなら、長浜市の「つるやパン」から出ている「サラダパン」のほうが圧倒的な知名度と人気なのだそう。
え!?「サラダ」と書いてあるのに、たくあんとマヨネーズ?たくあんとマヨネーズなのにサラダ?…何度見してみても、中身と味の想像ができず混乱は深まるばかり(笑)
初見の他県民にとってはちょっとハードルが高いかもしれません。ここはやはり、ネーミングから中身が想像しやすい「たくマヨパン」、いかせていただきます!
\実食!味は?/
「パンに沢庵とマヨネーズだとぉ~~~??と思ったのは束の間、ひと口食べたら「これアリだわー」となりました。あっさり味のマヨネーズは沢庵をジャマせずしっかりとマッチ。ふわっとしたパンの中から沢庵のポリポリの食感と塩気が主張してきて、主食として満足のいくパンです。」
「味のバランス、食感のバランスが絶妙にマッチしていて、総菜パンというよりひとつの料理のように相性ピッタリで美味しいです。手に取って食べやすく食事としての満足度も高く、毎日でも食べたいです。」
「コッペパンの中にマヨネーズを和えた沢庵が沢山! 和風なのに洋風?色も食欲をそそりました。」
この組み合わせを不安視しながらも、実際に食べてみると味も、食感もそのマッチングを絶賛する声が多数!鮮やかな黄色も食欲増進に一役かっているようです。
まとめ
今回ご紹介したパン5つは、たくさんのご当地パンを実食してきたオマツリジャパン編集部が、味を重視して独断で選ばせていただきました。
ビジュアルがカワイイパン、ご当地色にあふれるパンなど、ご当地パンはどれも魅力的!
祭りで日本を盛り上げる「オマツリジャパン」では、これからも日本全国のご当地パンと、合わせて楽しみたいその土地の祭りを紹介していきます。