どうも。奇祭ハンターのMacです。何かと家にいがちなこの時期、オンライン飲み会なんかも今、流行りですよね。以前「オンライン飲み会に最適な背景画像7選」の記事を書かせていただきましたが、当然「オンライン飲み会を試してみたいけれど、顔出しするのは嫌だな」「せっかく家にいるのにオンライン飲み会のためにわざわざ化粧したくない」という方もいますよね。
そんな方のために、今回はリアルな祭り世界で実際に販売されている本格志向の祭りの仮面・覆面を3つ選ばせていただきました。「ふつうに音声のみのモードにするか、顔にフィルターかければいんじゃね?」という正論過ぎるツッコミはこの際ノーサンキューでございます。ぜひマスクを切らしたときのフェイスシールドの代わりとしてもご活用ください。
#アプリを使わない肉弾戦を好むスタイル
#バズらせる気持ちは毛頭にない
#この記事に意味はない。エル・プサイ・コングルゥ
➀王子の狐面
最初に紹介するのは、東京都・王子で大晦日~新年にかけて行われる「王子 狐行列(Fox Parade)」の「装束稲荷」で実際に被られている縁起物の「狐面」です。
大晦日当日はこのように一種類だけでなく、多くの狐面が売られており、当日はこれが観光客に飛ぶように売れていきます。
写真のように「王子 狐行列」で実際に使われています。
「大晦日まで待てない」という方にご紹介したいのがコチラ、全国から狐の面を集めてオンライン販売している「狐面堂」のお面です。「狐面堂」で扱う面の一部は、狐行列当日の出発店付近にある「王子ヤマワ」のお店でも取り扱っていますよ。
オンライン飲み会でちょっと「和」でエキゾチックな雰囲気を出したいときにお使いください。和装の仮面の中でも圧倒的な人気を誇る狐面なら間違いありません。
➁日向のひょっとこ面
2番目に紹介するのはこちら。毎年8月上旬に宮崎県の日向市で行われる「日向ひょっとこ夏祭り」のひょっとこ踊りで実際に使われる「ひょっとこ面」です。よく縁日で売られている量産型のプラスチック面とは違って、一つ一つ表情やデザインが異なる一点ものです。面の裏にスポンジが取り付けられたアスリート仕様もグッドですよね。
お祭り当日は実際、このような感じで使われています(刀鍛冶の里かよ!)。赤い装束に白帯というコスチュームは統一されていますが、実はひょっとこ面は一点一点異なるところが実にユーモラスです。ちなみにひょっとこ踊りのひょっとこ面は男女両方に用いられます。
先ほど挙げたひょっとこ踊りの、保存会名人による模範演技じゃ。前半は足運びのみ。後半は足に、手・顔・腰の振りもつけて。くり返し動画を見て、反復動作あるのみ。全集中!#ひょっとこ踊り #日向ひょっとこ夏祭り #好きな祭りの話をしよう #うちで踊ろう https://t.co/eI12KaDMD5 pic.twitter.com/zUQDaVgeRl
— 奇祭ハンター Mac (@Mac40626899) April 22, 2020
※残念ながら、今年の開催はコロナの影響により中止が決定してしまいました。上記の実演&ワークショップ動画でお楽しみください。
#待っていろ、令和3年!
〇日向ひょっとこ夏祭りの詳細レポートはコチラ
「ガッツだぜ! ロック過ぎるにも程がある! 宮崎の日向ひょっとこ夏祭り」
このユニークな日向ひょっとこ踊りのひょっとこ面を販売しているのがこちらのサイト、笑福舎の手作り日向面です。ひょっとこ面だけでなく、手作りの狐面やおかめ面も購入できますよ。また、宮崎県日向市へのふるさと納税「手づくり日向ひょっとこ面」でもひょっとこ面を買うことができます。少し割高になりますが、ふるさと納税の使い道に迷っているなら良いかもしれません。
オンライン飲み会でそこはかとないユーモラスな雰囲気を醸し出したい、1点もののお面でライバルと差をつけたい。そんな時にお使いください。
➂西馬音内の彦三頭巾&豆しぼり
最後に紹介するのがこちら、日本三大盆踊りの一つにして「亡者踊り」の異名を持つ、秋田県・羽後町の西馬音内盆踊りで実際に使われている彦三(ひこさ)頭巾(&豆しぼり)です。黒頭巾に目出し用の穴が空けられているだけというシンプル仕様! まさに亡者!
実際の盆踊りでの使用風景はこんな感じ。顔という余計な情報を剥ぎ取るからこそ際立つ手の所作と身体そのものの美しさ。こちらの覆面も男女ともにユニセックスで使われます。残念ながらこちらの販売サイトは見つけることができませんでした。ぜひ、祭り会場現地の呉服屋さんでご調達を!(まぁその気になればDIYでゴニョゴニョ……)。
女性の踊り子さんも素敵でしたが、男性の踊り子さんは、パフォーマンス?で観客を喜ばせてくれました(*^▽^*)#西馬音内盆踊り pic.twitter.com/tdK94L4RJi
— すい (@86Asami) August 17, 2019
〇西馬音内盆踊りの詳細レポートはコチラ
「秋田の西馬音内盆踊りに行ってみたら、歌詞がガチでパリピだった件。『人は顔じゃない、手だ』という結論に」
この彦三頭巾はぜひ、オンライン飲み会で「ナゾの秘密結社感を出したいとき」にお使いください。「アイツって本当何を考えてるのかわからない! でもなぜか惹かれる」。ミステリアス性がその人の魅力を高めるのは少女漫画でも王道の展開ですよね。
いかがでしたか。今回の「オンライン飲み会に使える祭り面3選」。「オンライン飲み会はしたいけれど、顔出しはNGで、アプリとかは面倒でよくわかんないし、顔に何かつけたいけれど、その辺で買えるプラスチックのお面をつけるのは絶対嫌!」という方に、どんどんシェアしちゃってくださいね。最後に、サンバイザー型のマスクを開発されたドクター中松の『三密のうた』を貼っておきます。
皆さん緊急事態宣言が
発せられました我々全体が心して
コロナの対策を真剣に行いましょうそこで私は歌を作りました
『三密のうた』
完全版は→https://t.co/ds4tkBfum4 pic.twitter.com/jF86odTsgo— Dr. NakaMats ドクター・中松 (@Dr_NakaMats) April 7, 2020