福井県坂井市三国町で行われる「三国祭」が5月19日(木)から21日(土)の3日間で開催される。
三國神社の春のお祭りとして知られる「三国祭」は、富山県高岡市の御車山祭(みくるまやままつり)と石川県七尾市の青柏祭(せいはくさい)と並ぶ「北陸三大祭」とされている。江戸時代の中期(元禄10(1697)年)が起源で、例年10数万のの人出がある。平成17(2005)年に現在の坂井市の無形民俗文化財に、翌平成18(2006)年4月には県の無形民俗文化財に指定されているほど、一文化として価値の高いお祭りとなっている。
2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止。2021年は、神輿一基の渡御と山車人形4台の巡行と山車1台の展示のみ執り行い、各種イベント等(露天商)は全て中止となっていた。
山車屋台に大きな人形がのる今日の形の山車(やま)が街を巡る「山車巡行」が見どころの一つ。現在の山車の高さは6.5mほどだが、明治時代は、10メートル以上の山車もあった。
今年度は19日の18時半~20時半で初めて「宵山車」が行われる。昨年発足した20代~40代の有志団体「三國祭保存振興会青年部会」が企画した。旧町内各区の「高張提灯」とともに練り歩き、新たに作られた宵山車囃子も披露される。
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