水戸・保和苑周辺が舞台
茨城県の県庁所在地、水戸市。江戸時代には徳川御三家の一つである水戸徳川家が治め、こちらから輩出された水戸黄門(徳川光圀)や日本三名園の一つで梅の名所の偕楽園がよく知られています。この水戸で、毎年6月から7月にかけて開催されているお祭りがあります。「水戸のあじさいまつり」です!

2022年で48回目を数える水戸のあじさいまつり。今年は6月11日から7月3日の日程で開催されています。お祭りが行われているメイン会場は保和苑。初日にその入り口へとやってきました!

保和苑は、大悲山保和院桂岸寺の裏に広がる庭園です。桂岸寺へと通じる参道にはお祭りを知らせる旗が出ていました!

桂岸寺の山号は保和院ですが、これは徳川光圀の命で1682年(天和2年)に付けられたもの。お祭り会場となる保和苑と似た名前ですが元々は桂岸寺のお庭で、こちらも徳川光圀が保和園と名付けています。そして戦後の1950年(昭和25年)に水戸市へと移管され、保和苑として再スタートし今ではあじさいの名所として知られています!

桂岸寺の裏手へと回ると、連なるあじさいと共にぼんぼりが飾られお祭りの雰囲気が出ています!

全体的にはまだ咲き始めのあじさいですが、大輪のきれいな花を咲かせているあじさいがありました!

青く咲くものも!美しいですね!

オープニングセレモニーが開催!
水戸のあじさいまつりの開幕に合わせて、保和苑ではオープニングセレモニーが開催されます!午前午後を通して、こちらのタイムスケジュールで行われていきました。

まず登場したのが、水戸市のマスコットキャラクターのみとちゃんに茨城町からひぬ丸くん、そして水戸の梅大使のお二人です!

10時からセレモニーが開始。開会宣言がされていました!

2体のマスコットキャラクターもセレモニーを見守ります!

開会が告げられたところで、茨城町の紹介タイム。茨城町でも6月18日からあじさいまつりがはじまるそうです。また茨城町グッズがもらえるじゃんけん大会も行われました!

続いては保和苑の近くにある茨城中高校の吹奏楽部による演奏です!

水戸のあじさいまつりが、本日6月11日より開催です!
オープニングセレモニーを飾るのは、会場の保和苑近くにある茨城中高の吹奏楽部の皆さん。この楽曲は盛り上がりますね!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/dONhKeInot— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) June 11, 2022
ルパン三世のテーマです。ドラムとパーカッションが最高にいい味を出しています!途中のソロパートもかっこいい!そして甲子園に行きたくなる。#祭り #オマツリジャパン #水戸のあじさいまつり pic.twitter.com/DrlaxdZ9y5
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) June 11, 2022
茨城大学の学生によるマジックと大道芸の披露も!


11000株のあじさい!
保和苑ともう一つのお祭り会場である水戸八幡宮を合わせて、11000株ものあじさいを楽しむことができる水戸のあじさいまつり。さまざまな色、種類のあじさいに出会うことができますよ!

保和苑では日本庭園や山道を周遊してあじさいを見ていくことができます。

こんなあじさいに囲まれる小道を進んで散策できます!


真っ白なあじさいもきれいですね!

淡い色合いで空に向かって咲くあじさいも。

こちらは青く色づきはじめです。

満開になるのはこれからですが、咲き始めならではのあじさいの魅力もありますね!

山側にはがくあじさいも登場!

山から谷にかけてもあじさいがびっしりと植えられています。

地元の中学生もあじさいを見ながら散策していました!


保和苑だけでも100種6000株のあじさいが咲いていますので、ぜひお越しください!

水戸八幡宮でもあじさいが咲く
保和苑と合わせてお祭りの会場となっている水戸八幡宮。こちらでは60種5000株のあじさいを見ることができます!

あじさいの前にまずはお参りを。6月30日の夏越の大祓に向け、茅の輪が設置されていました。潜って、2022年後半へ向けて災厄を祓いたいですね!

本殿は戦国時代末期の1598年(慶長3年)に建造され、国指定重要文化財にも登録されています。朱塗りに見事な装飾がされた様子は必見ですよ!

そして社殿を取り囲むようにあじさいが咲いています!


門の外には、山あじさいの小道も用意されています。

こちらではたくさんのかわいらしいがくあじさいを楽しむことができますよ!


またお祭りに合わせ、社務所ではあじさいの限定御朱印の頒布も行われています!これは要チェックです!

幸せあじさい鈴お守りも提供されていました。あじさいが描かれた鈴がかわいらしい!

また6月限定の茅の輪おまもりもありました!これを持ってツミ・ケガレを祓い清めたいですね。

ゆかた de あじさいまつり
あじさいを見るのに、浴衣を着て散策してはいかがでしょうか?お祭り気分も上がること間違いなしですが、お祭りに合わせて浴衣のレンタルが行われています!

保和苑近くの橘屋商店の2階で、金土日に3080円(税込)からレンタルすることができます。あじさい柄や水戸らしく梅柄もご用意されていますよ!女性だけでなく、男性用に子ども用もありますので、カップルや家族揃って浴衣を楽しむこともできます!

アクセス
【JR水戸駅まで】東京駅から特急ときわ・ひたちで約80分。いわき駅から特急ときわ・ひたちで約65分。小山駅から水戸線・常磐線を乗り継ぎ約90分。
【JR水戸駅から保和苑まで】北口バスターミナル7番のりばから栄町経由茨大・渡里方面行きバスで「保和苑入口」バス停まで約15分。

今年の水戸のあじさいまつりは7月3日まで開催されています!期間中、浴衣レンタルをはじめ、いけばな実演や提灯づくり体験、写真コンテストに猿まわし大道芸など様々な催しも行われますので、詳しくはお祭りのホームページをご確認し、ぜひあじさいと合わせて楽しみに来てみてください!