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つる状の枝から長い穂のような花序を地面に向かって吊り下げる藤
地球上には数え切れない種類の草木が育ち、種類ごとに特徴をもった花を咲かせます。春に開花する藤は、つる状の枝から長い穂のような花序を地面に向かって吊り下げます。九尺藤の花序は2メートルを超えることもあるようです。千葉県市川市の宮久保山高圓寺の境内にも大きな藤棚が設けられています。例年4月下旬から5月上旬にかけて開花し境内を長い花序で彩り、「宮久保山高圓寺藤まつり」が開催されています。ところが2021年は新型コロナウイルス感染防止のため中止となってしまいました。
宮久保山高圓寺の境内で今も元気に育つ推定樹齢200年を超える長寿藤
宮久保山高圓寺は鎌倉時代の1307年に真言宗の寺院として創建された後、日蓮宗に改宗したと伝えられています。
本堂の東の正面に接するように約100平方メートルの藤棚が設置されています。
長さ2メートルに迫りそうな長寿藤の花序
宮久保山高圓寺で育つ藤は長寿藤で、樹齢は200年を超えると推定されています。1本の幹から四方に4本の枝が藤棚を伝って伸びています。花を咲かせると長い花序は1メートルを超え2メートルに迫りそうです。
境内の東の正門や西の駐車場から眺める藤棚
例年、藤の花の見頃時期に合わせて「宮久保山高圓寺藤まつり」が開催されるのですが、2021年は残念ながら中止となりました。露店の出店が控えられるばかりでなく、境内に立ち入ることもできませんでした。訪れた人々は東の正門や、西の駐車場から藤棚を眺めることしかできませんでした。
宮久保山高圓寺へのアクセス
宮久保山高圓寺に公共交通機関を利用して訪れる場合、京成八幡駅から路線バスに乗車して、「宮久保坂下」停で下車し、宮久保十字路から数百メートル東に向かうことになります。
千葉県市川市の宮久保山高圓寺の境内には、推定樹齢200年を超える長寿藤が今も元気に育っています。例年4月下旬から5月上旬には花を咲かせ、1メートルを超え2メートルに迫りそうな長い花序を地面に向かって吊り下げます。