雪中の下、ふんどし一丁の男達が登場!
2月17日午前8時、秋田県横手市にある愛宕神社へ来ています。日本各地に有名な裸祭りがありますが、ここ横手市十文字町梨木地区には、村内を裸で練り歩き、極寒雪中の下ふんどし一丁で水をかぶりまくるお祭りがあります。それが「梨木の水かぶり」です!!
8時30分、ふんどし一丁姿の主役たちが境内へ入場してきました!
「寒い~」と言う声も漏れる中、まずは神社内へと入っていきます。
5分後、神社から神主さんを先頭に出てきました。
なにやら皆さん、神社に入るときには持っていなかったものを持っていますね。
境内に掲げられた説明板を見ると、梨木の水かぶりは江戸時代の宝暦元年(1751年)に悪疫退散・五穀豊穣を祈願しはじまったお祭りなんだとか。そして地元の方曰く、先頭に神主さん、その後ろに恵比寿俵が続き、さらに法螺貝やお神酒を持って村内へと進んでいくそうです。
裸の集団、村内へ繰り出す!
法螺貝を吹いて、お祭りのはじまりを村内に知らせます!
途中お神酒の振舞。ふんどし姿の男達も、まずは景気づけに一杯やります。飲まないと寒くてやってられないですよね笑
沿道の住人の中にはご祝儀をくれる方も!頭のハチマキにご祝儀を挿んでもらっていました。
こちらが恵比寿俵。カラフルに彩られ、おかめが乗っていて縁起が良さそうですね!
いよいよ水をかぶる!
ついに、沿道にバケツが現れました!!けっこうな量の水が入ってますね。いよいよ水かぶりのはじまりです!!
さあ水をかぶる!
2月17に行った梨木の水かぶり。極寒雪中の下、裸で水をかぶりまくってます!#横手 #祭り #梨木の水かぶり #裸祭り #ふんどし #秋田 pic.twitter.com/x2v7vPeYSF
— 高橋佑馬@観光×食 (@yuma_walking) February 28, 2019
どんどんかぶる!
時には法螺貝を持ちながら水をザバーン!
ある時はお神酒を持ちながら水をザバーン!
道行く先、バケツを用意してくれる家があれば次から次へと水をかぶっていきます。
最後には二人でも水をかぶる!
最後は境内で賑やかなクライマックス
沿道の水をかぶり尽くした一行が愛宕神社へと帰ってきました。水をかぶり終えた皆さんの顔はなんだか晴れやかです。
一度神社内に入った男達が、恵比寿俵等を置いて再び外に出てきました。そして新たに手には何かを持っています。
持っていたのはわらじでした!道中履いていたわらじを、境内の木に投げ掛けるまでがこの梨木の水かぶりの見どころです!
水をかぶりまくった後は、わらじを投げまくります!だがこれがなかなか木に掛からない笑
境内はわらじを投げる男達でかなり賑やかになっています笑
わらじを投げる最後の一人になりました。さあ、わらじは木に掛かるのでしょうか!?
梨木の水かぶり、クライマックスのわらじ掛けです!水をかぶりまくった後、わらじを投げまくって終了するユニークなお祭りでした!#横手 #裸祭り #梨木の水かぶり #秋田 #わらじ #祭り #冬 #雪 #ふんどし pic.twitter.com/K0kVQNETUk
— 高橋佑馬@観光×食 (@yuma_walking) February 28, 2019
ついにすべてのわらじが木に掛かりました!これで梨木の水かぶりは終了です!
梨木の水かぶりは、毎年2月の第3日曜日に行われています。近くでは同時期に行われる、横手のぼんでん・かまくらや大曲の綱引きと言ったお祭りもあるので、ぜひ合わせてこちらにも来てみてください!