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まぐろを供養!?盛岡まぐろ祭り開催!コロナ退散祈願の山車も出陣

2021/11/3
2021/11/3
まぐろを供養!?盛岡まぐろ祭り開催!コロナ退散祈願の山車も出陣

11月1日は、寿司の日です。
魚に脂がのり、新米が収穫され一年中で一番美味しい寿司ネタが揃う時期であることから、全国すし商環境衛生同業組合連合会が昭和36年に制定しました。

そして、岩手県盛岡市では、寿司の日に先駆けて10月31日に『盛岡まぐろ祭り』が市内の櫻山神社で開催されました。同日の午後には、コロナ退散祈願の盛岡山車が出陣。盛岡の町を練り歩きました。

コロナ禍の空気を落ち着かせ、滋養の食べ物「まぐろ」を奉納

盛岡まぐろ祭りお祓いをうける岩手県すし業生活衛生同業組合の皆様

厳かな空気の中、拝殿にまぐろが奉納されました。岩手県すし業生活衛生同業組合の役員の皆様や本日の会に賛同した会員の方々16名が参列して玉串を捧げ、まぐろに感謝の意を表しました。

盛岡まぐろ祭り奉納されるまぐろ

盛岡まぐろ祭り玉串を捧げてまぐろに感謝

奉納まぐろを解体、参観者に振る舞う

奉納したまぐろは、来てくださった皆様の前で解体実演が行われました。この日のまぐろは宮城県塩釜港に上がった『ひがしもの』と言われる、この時期一番のバチマグロ。

盛岡まぐろ祭り

解体を担当した福島勉さんは

「本日の鮪は“サンザン”と輝く“33kg”、お腹がふっくらして艶もある美味しいまぐろですよ」とダジャレもたっぷり。

「まぐろを捌くところを見たことがない子ども達に楽しんでもらい、お魚をもっと好きになってくれたら嬉しいです」と実演を行いました。

盛岡まぐろ祭り福島勉さんによる楽しい解体ショー

盛岡まぐろ祭り「ここが旨いよー!」と福島さん

 

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まぐろ丼を求めて長蛇の列

この日はなんと、まぐろの赤身丼が500円(税込)、中トロ鉄火丼が1000円(税込)という祭り価格だったため、およそ400人前も準備した丼が販売開始30分ほどで完売となりました。

盛岡まぐろまつり左がまぐろの赤身丼(500円・税込)、右が中トロ鉄火丼(1000円・税込)

盛岡まぐろまつり丼を求めて

盛岡まぐろまつり解体ショー開始から並んでいます

盛岡まぐろまつりあっという間に完売

まぐろ祭りを開催した狙いと経緯は?

岩手県すし業生活衛生同業組合 盛岡支部長の高橋剛一(たかはしごういち)さんに、本日の会を開いた狙いや経緯などを伺いました。

例年、11月1日の寿司の日を前に、100名くらいをホテルに招待し『寿司パーティー』みたいな催しをやって盛り上げていたといいます。しかし、このコロナ禍で断念せざるを得なくなってしまいました。

「お客様へ日頃の感謝をするという原点に立ち返って『お寿司を喜んで美味しく食べてもらうにはどうしたらいいのか?』と組合で考えました。そして、人気の寿司ネタのまぐろを振る舞ったら、喜んでもらえるのではないかと考え企画しました」と高橋さん。

「いつもお世話になっている櫻山神社の宮司とばったり出会って相談し、快諾していただき今回の会場が決まりました。感謝です」とにっこり。

寿司の日は今年で60周年。全国の組合の会議でもどんな事をするか課題だったので何かやりたいなあ、と考えていたそうです。「組合とお客様との接点を作って、もっと寿司の良さをアピールしていきたいです。今回初めてのまぐろ祭りが恒例になって、全国にも広がっていくといいな」と、希望に満ちた笑顔でお話してくださいました。

盛岡まぐろまつりまぐろ祭りの狙いと経緯を話す、高橋剛一さん

食べ物に感謝して、寿司の良さも再認識できる素敵なお祭りでした。来年の開催にも期待です。次回はもっと早く並ばないとね。

秋の良き日、コロナ退散祈願の山車も出陣

盛岡まぐろまつりコロナ退散を祈願する盛岡山車が出陣

まぐろ祭りが行われた10月31日の午後1時、昨年に引き続き今年も、コロナ退散祈願の盛岡山車が出陣。盛岡の町を練り歩きました。

今年は2台、南部火消伝統保存会と盛岡山車推進会、盛岡観光コンベンション協会の合同山車です。お囃子が聞こえてくるとたくさんの市民がぞろぞろ集まり、皆笑顔で山車を楽しんでいました。

盛岡まぐろまつり今回の山車の番付

 

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まとめ

コロナ禍の中、たくさんの人を元気にしようといろんな『祭り』が企画されています。

秋の一日、久々に盛岡は祭り一色となりました。来年こそは通常通りのお祭りが開催されることを願っています。

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