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向島百花園の「月見の会」をレポート!幻想的な夜の庭園で行灯や茶席を楽しむ

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東京下町やスカイツリーにも近い向島百花園は、江戸時代発祥の山草、野草を中心にした文人趣味豊かな江戸花園です。四季を通じて様々な催しが開かれており、海外からの旅行者もたくさん訪れています。
この向島百花園で2023年秋に開催された月見の会をレポート。絵行灯の点灯や筝の演奏、茶会など、今を生きる人々に受け入れられる様々な工夫をこらした、風情ある空間での月見の会の様子を紹介します。

向島百花園ってどんなところ?

向島百花園は、江戸時代の文化文政期(1804年~1830年ごろ)に造られた庭園です。
骨董商を営んでいた佐原鞠塢が、交友のあった江戸の文人墨客の協力を得て、旗本である多賀氏の元屋敷跡地に、花の咲く草花鑑賞を中心とした民営の花園を造りました。開園当初は、酒井抱一ら文人、町民が36 ...

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