熊本・長洲のお祭り
熊本県の北西部、有明海に面し玉名郡に属する長洲町。古くは細長い洲が有明海に向けて突き出していた地域でしたが、熊本の領主(当時の肥後藩)となった加藤清正や細川氏によって干拓され、広大な田畑の広がる平地が特徴的な土地となっています。この長洲町で、毎年ゴールデンウィークの5月3、4日に行われているのが、今回ご紹介するお祭りです。その名も「火の国長洲 金魚まつり」!
金魚が主役!
なぜ金魚?と言う疑問が浮かぶかもしれませんが、実は長洲町は歴史ある金魚養殖が行われてきた町なんです!伝統産業として金魚養殖が発展し、様々な品種の金魚生産も行われているとか。そのため、金魚が主役のお祭りが行われるのですね!
町を歩くと金魚養殖を行う池が点在しているのも、長洲町ならではの光景。
また、町中に金魚の装飾が溢れています!まさに金魚と共に発展してきた町なのですね!
たくさんの金魚に出会える!
火の国長洲金魚まつりが開催されている、「金魚と鯉の郷」へとやってきました!
会場にはたくさんののぼりが掲げられ、お祭りの雰囲気が出ていますね!
お祭りの会場へ入るためには、まずは検温・消毒が必要です。今年で27回目を迎える金魚まつりですが、実は感染症対策の観点から、3年ぶりの開催となります。いろいろな工夫を行い、お祭りを開催してくださる関係者の皆様には感謝ですね!
ゲートを越えて中に入ると、たくさんのテントが出ています!
その中にいました!タライの中で金魚が泳いでいます!
こちらは販売もされており、目当ての金魚を探そうと多くの方が訪れていました!
赤、黒、白など、いろんな色の金魚が泳いでいます!
こちらは一番見慣れた色合いでしょうか。赤がきれいですね!
こちらには黒いデメキンが!
水槽には大きな金魚の姿も。美しい姿をしています!
色の混じったデメキンも。金魚の違いを見て回るのもおすすめです!
金魚すくいが体験できるテントもありました!お祭りならではの光景という感じで、熱中してしまいそうですね。
獲った(買った?)金魚を持つ男の子の姿も!
お祭りの会場は、金魚にちなんだものもたくさんあります。こちらには黒いデメキンのオブジェが!
地元の子どもたちが作った、キャップアートも登場!
こちらはお祭り好き必見!金魚みこしです!長洲町には他にも金魚みこしがあるようでした。
オブジェやお神輿が飾られているのが、金魚の館の前。この中へも入ってみましょう。
館内には、木のものづくり体験コーナーがありました。事前申込で、木のミニカーや木琴などが作れたそうですよ!
また町のマスコットキャラクター、ふれきんちゃんの塗り絵を楽しむこともできます!
チェーンソーアート、軽トラ市も
金魚まつりと同時開催のチェーンソーアートの祭典。今年で11回目を数え、見どころの一つとなっています!
チェーンソーを扱い、一木から見事な作品を仕上げていきます。
なお過去の作品は、公園内に展示もされていますので、ぜひ探してみてくださいね!
続いては軽トラ市。車の後方にテントを出して、地元の物産やグルメの販売が行われています。
こちらは近隣の菊池市の名物、赤鶏焼です!
この焼き上げた香りが広がるのは、お祭り屋台ならでは!食欲がそそられますね!
お次はフリーマーケットです。ぜひ掘り出し物を探してみてください!
金魚もなか・有明フェリー・アクセス情報
金魚まつりを楽しんだ後は、お土産に金魚もなかはいかがでしょうか。町内にある老舗、お菓子のよね村さんが作る、金魚の町ならではのもなかです!
袋から出すと、このかわいらしいフォルム!これはもらったら嬉しくなっちゃいますね!食べてみると入ってたのはとろける粒あんで、パクパク食べれてしまいます!
長洲町は有明海に面した町とご紹介しましたが、なんと対岸にある長崎県の島原半島(多比良港)と長洲港を結ぶ有明フェリーが定期運行されています!所要時間は約45分で、運賃は450円(小学生以下は230円)!金魚まつりに合わせて、長崎へ遊びに出てみるのも良いかもしれません。
■長洲駅へのアクセス
【熊本駅から】JR鹿児島本線で長洲駅まで37分。
【博多駅から】JR鹿児島本線快速、鳥栖駅でJR鹿児島本線区間快速に乗り換え約80分。※複数の乗り換えルートがあります。
■長洲駅から金魚と鯉の郷へのアクセス
駅から会場まで徒歩約20分。駅前でタクシーの待機あり。
お車の場合、会場に無料駐車場の設置あり。