日本では奈良時代から平安時代にかけて仏教文化が全国に浸透していきました。平安時代の初期には、伝教大師最澄とともに弘法大師空海などの高僧が、仏教の教えを広めたのです。弘法大師空海は関東地方にも巡錫を行い、東京都足立区の西新井を訪れた826年頃に、ご本尊の十一面観音を彫り西新井大師を建立したと伝わります。毎月21日は弘法大師の縁日とされ、1月21日の初大師には、境内や参道には露店が軒を連ね大勢の人々で賑わいます。
東武大師線の大師前駅に掲示される西新井大師のポスター
弘法大師空海の像が建立される西新井大師の境内
西新井大師の正面玄関にあたるのが山門です。総欅造りの ...