「大滝氷まつり」期間中に見られる「三十槌の氷柱」
都心でも一冬に数回は雪化粧をまといますが、天候が回復すればあっという間に雪の姿は消えてしまいます。ところが、埼玉県の秩父地方の三十槌では、例年1月上旬から2月中旬まで冬の絶景、「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」を楽しむことができるのです。気候に合わせて「大滝氷まつり」が開催されています。2019年は1月5日から2月17日に実施され、この期間中の1月12日から2月11日には夜間のライトアップが行われました。2020年は1月7日(火)から2月24日(月)の日程で開催予定です。
「大滝氷まつり」期間中に臨時で設置される「つららの見学場所」バス停
「大滝氷まつり」の期間中に、秩父鉄道の三峰口駅から秩父湖行きのバスに乗車すると、「つららの見学場所」という臨時の停留所が設けられていることに気づきます。
バス道路から荒川の河原に下ると、氷のアートが広がります。荒川沿いの岩肌が、寒気のため氷柱で埋め尽くされるのです。
荒川沿いの岩肌を埋め尽くす氷のアート
氷柱は地球の重力に従って垂直に地面に向かい、先端は針のように尖っています。無色透明の氷の柱は、太陽の光を反射して七色に輝きます。幅約30メートルの川岸には、おじいさんの髭や猛獣の牙のように見えるアート作品が並び、まるでキャンバスのようです。自然がアーティストとなって、独創性に富んだ溢れる造形美を創り上げているのです。
広場に出店される露店
荒川の河川敷の平らな広場には露店が出店され、地元の特産品や食べ物を販売しています。
埼玉県の秩父地方の三十槌では、例年1月上旬から2月中旬まで「大滝氷まつり」が開催され、冬の絶景の氷柱を楽しむことができます。荒川沿いの岩肌が、氷のアートで埋め尽くされるのです。
2020年は1月7日(火)から2月24日(月)の日程で開催予定です。