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これって罰ゲーム?お正月の縁起物「お屠蘇」はアレンジ次第で美味しくなる!

2022/12/31
2022/12/30
これって罰ゲーム?お正月の縁起物「お屠蘇」はアレンジ次第で美味しくなる!

お正月にいただく「お屠蘇(おとそ)」。一年のはじまりに飲む縁起物のお酒「お屠蘇」ですが、「屠蘇散」の癖のある味は苦手な方も多いと思います。
そもそも「お屠蘇」はなぜお正月にいただくのでしょうか。この記事では、お屠蘇の由来や意味のほか、実際に「屠蘇散」を使ったお屠蘇の作り方や飲んだ感想もお届けします。

お屠蘇の由来や意味は?

おとそ

お屠蘇は一年の無病長寿を願ってお正月にいただく特別なお酒。
「邪気を払い、魂を蘇らせる」という説、「蘇」という悪鬼を屠るという説などいくつかの説があります。どの説でも悪い物を屠り、良い物を招き入れるという意味では同じといえるでしょう。

お屠蘇ってどんなお酒?

お屠蘇は、「屠蘇散(とそさん)」と呼ばれる漢方薬に使われる生薬を配合したものを、日本酒やみりんで漬け込んだ薬草酒です。この屠蘇散には、5~10種類もの生薬が使われています。

■主な屠蘇散の種類と効能

桂皮(ケイヒ)…発刊や解熱、整腸作用
山椒(サンショウ)…消化不良の改善
陳皮(チンピ)…消化促進、食欲増進、冷えの改善
桔梗(キキョウ)…鎮痛、鎮咳、去痰、抗炎症、解熱作用
浜防風(ハマボウフウ)…鎮咳去痰、清熱薬

この時期に必要な効能が多く含まれていますね。
ちなみに、最近では日本酒をお屠蘇代わりに用いることもあります。

お屠蘇の作り方は?

屠蘇散

先述したように、日本酒をお屠蘇代わりとして用いることが増えてきましたが、ドラッグストアやスーパーなどで、「屠蘇散」は購入できるので、それを使えば簡単に作ることができます。

オマツリジャパンでも、ドラッグストアで見つけた「屠蘇散」で、お屠蘇を作ってみました!

■用意するもの

おとその材料みりんとお酒

・屠蘇散
・お酒(約1合 180ml)
・みりん(30~50ml)または砂糖(小さじ2~3杯)

■作り方

1.お酒と屠蘇散を6~7時間浸す。

仕込み中のお屠蘇

2.浸したあとに、みりんまたは砂糖を加え、お好みで味を整える。

はい、簡単!!

浸す時間だけ念頭においておけば、いつでも気軽に飲むことができます!ぜひお試しくださいね。

「屠蘇散」を使ったお屠蘇を飲んでみた!どんな味?

おとその完成

早速飲んでみましょう!カンパーイ!?

おとそ飲んでるところ

「美味しいのか、と言われれば、個人的には甘くてちょっと苦手です。お猪口いっぱいくらいで十分です」

「正直マズイ… ですが、体によさそうなスパイシーな味がして、ハーブティ感覚で飲めば美味しいかも!」

「匂いがめちゃ漢方!これって罰ゲーム!?と思いながら飲んでみたら、やっぱり罰ゲームでした。。。体にいいもの、縁起物のとして、最後までいただきました。」

「アメ色の見た目が、ブランデーなどのハイアルコールのように見えるんですけど、口に含んだ感触はまろやか。アルコールの刺激はほとんどないですね」

「人によると思いますけど、僕はシナモンのような香りを強く感じました。なので、味はニッキ水みたいな感じですね」

「刺激になれた現代人なので、炭酸とかで割りたくなる優しい味わいです」

美味しく飲める!オススメのアレンジ2選

せっかくなら美味しくいただきたい!ということで、オススメのアレンジを2つを紹介します。

■炭酸でスッキリ爽やか


炭酸で割れば、一気に飲みやすくなります。柑橘類を添えるとオシャレなハーブティのようです。辛口のジンジャーエールもオススメ!よりスパイシーさが増しますよ。

■オシャレにホットワイン風で


スパイスも多く入っている屠蘇散があれば、簡単にホットワインを作ることができます。特にシナモンの風味が抜群に合います。

お屠蘇の正しい飲み方は?

オマツリジャパンでは、実飲するために、お正月前に楽しくお屠蘇をいただきましたが、お屠蘇には正式な作法があります。

まずは、家族との新年のあいさつをすませます。そのあと、全員で左の方角を向き、若い人から順に飲んでいきます。おせち料理やお雑煮といったお正月の御馳走は、お屠蘇のあとにいただきましょう。

ちなみに、お銚子と三段重ねにした朱塗りの盃を用意し、3回に分けて飲むのが正式な作法ですが、ない場合は普通の酒器でも代用できます。

一般的な作法を紹介しましたが、必ずしもこの飲み方が正解というものはありません。地域や家庭によって飲み方は異なりますので、それぞれの作法に合わせていただきましょう。

 

日本の古き良き伝統のお屠蘇。2023年はご家庭で「屠蘇散」を使った「お屠蘇」を作ってみてはいかがでしょうか?

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