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意外すぎる! 東京には「砂漠」があるってみんな知ってた?

2023/9/25
2023/9/25
意外すぎる! 東京には「砂漠」があるってみんな知ってた?

注:タイトルと本文の内容を一部変更しました(2023年9月25日)

この日本に「砂漠」と表記された場所があるって知ってました! え、鳥取砂丘のことじゃないかだって? いえいえ、「砂丘」ではなく「砂漠」ですよ。規模こそ皆さんが想像するような大きさではないですが、国土地理院が発行する地図上に「砂漠」という記載のある日本唯一の場所があるんです。それは東京都の伊豆大島です。

伊豆大島 写真:Photo AC

国土地理院の地図では、伊豆大島の三原山に「裏砂漠」「奥山砂漠」という場所があります。「裏砂漠」は、その幻想的な姿ゆえ、最近では、さまざまなアーティストのプロモーション映像やCMにもよく利用されるようになりました。

三原山の「裏砂漠」 写真:Photo AC

なお、ここまで読んでいただいた方には大変申し訳ございませんが、この話にはオチがあります。実はこの裏砂漠は厳密に言うと砂漠ではありません。そもそも砂漠とは “年間降雨量が250ミリメートル以下の地域、または降雨量よりも蒸発量の方が多い地域” のことを指します。この定義に当てはめると、裏砂漠はやはり砂漠ではないことになります。

国土地理院も「砂漠」と表記しているだけであり、砂漠として定義しているわけではございません。なんだがズルい気もしますが、ただその姿を見ますと植物がほとんど育たず荒涼とした土地ですので、砂漠としての雰囲気は十分持っております。

 

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ちなみに、国土地理院の地図上での記載はありませんが、伊豆大島と同じ伊豆諸島の「神津島」にも、「砂漠」と通称される地名があるそうです。

さて、そんな伊豆大島ですが、秋におすすめのお祭り、もといイベントが開催されます。それが「伊豆大島ジオパークロゲイニング大会」です!

伊豆大島の地形を堪能できる「伊豆大島ジオパークロゲイニング大会」

 

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そもそも、ジオパークって?ロゲイニングって?となりますが、まずはジオパークから。

ジオ(GEO)は、地球・大地を表わす言葉で、地層・岩石・地形・火山・断層など、地球が生み出した特別かつ貴重な自然遺産を含む地域のことを指します。

次にロゲイニングですが、地図に記載されたポイントを探しだすオリエンテーリングと宝探しゲームを組合わせたようなアウトドアスポーツです。どのポイントをどういう順番で回るかは各チームで決め、制限時間内でできるだけ高得点を取るのが目標です。走力だけではなく、チームワーク、読図力、そして作戦もロゲイニングの大事な要素となります。

伊豆大島は、東京からから南へ120kmに位置する火山の島であり、過去に何度も大噴火を経験しております。「地球が生きている!」と実感できる雄大な風景と豊かな自然がいっぱいです。なお、伊豆半島は、2018年4月にユネスコ世界ジオパークに認定されました。「ただ観光するだけじゃつまらない!」「非日常感を味わいたい!」と思っているアナタ。ぜひこの魅力満載のアドベンチャーゲームに参加してみてはどうでしょうか。

参考記事:
「鳥取砂丘とは」(鳥取砂丘ビジターセンター)
「伊豆大島ジオパークロゲイニング」(伊豆大島ジオパークロゲイニング)
「ジオパークとは? ロゲイニングとは?」(2022年3月26日 伊豆大島ジオパークロゲイニング大会)

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