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人形の町、鴻巣で開催される「鴻巣びっくりひな祭り」
埼玉県の中央部の鴻巣市は旧中山道沿いの宿場町として発展しました。街道を挟む人形町では江戸時代の中頃から「鴻巣びな」作りが盛んに行われました。例年2月中旬から3月上旬には、鴻巣駅前のエルミこうのすショッピングモールをメイン会場として「鴻巣びっくりひな祭り」が開催されます。旧中山道沿いの「ひなの里」も会場となり、蔵に「鴻巣びな」が展示されます。
「鴻巣びっくりひな祭り」に続いて季節の移り変わりを伝える「花まつり」
2012年に「日本一ネット」で「ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇」に認定された高さは約7メートル、31段のひな壇が片付けられると、市内の各所が花園となります。「花のオアシス」で「チューリップまつり」、「花久の里」で「バラまつり」、「ポピー・ハッピースクエア」で「ポピーまつり」が順に開催され、季節の移り変わりを実感することができます。
川幅日本一の鴻巣に誕生したご当地グルメ
「ポピーまつり」が開催される「ポピー・ハッピースクエア」は荒川の河川敷に設けられ、花園の北端には御成橋が架けられています。この御成橋の下の荒川の幅は、2537メートルで日本一の川幅を誇っています。市内には川幅日本一のキャッチフレーズが溢れ、新たなご当地グルメを産み出しました。うどんの幅に川幅が応用されたのです。麺の幅が数センチ以上の平たいうどんを「川幅うどん」と呼ぶようになり、市内のうどん店では麺の幅を競い合っています。
麺の幅を競い合う「川幅うどん」の名店5選
「バラまつり」の会場となる「花久の里」のローズガーデンに接する食事処の「花音里」は、「川幅うどん」の名店の一つに数えられています。「もりうどん」には力強いインパクトが感じられることでしょう。
歴史感漂う人形町に店舗を構える「久良一」は、添加物は一切使わない天然だしで「川幅うどん」に味わいを添えます。
御成橋東の川幅日本一の標柱近くの馬力屋の「川幅うどん」は、縁起を担ぐ末広がりの形をしています。北海道産の地粉を使った麺は、歯応え充分です。
旧中山道と鴻巣駅に挟まれた本町に店舗を構える長木屋は、創業1891年です。北海道産の地粉を使用した麺は、もっちりとした食感をもちます。鹿児島産の鰹節で出汁をとったつゆと抜群の相性で絡みます。
鴻巣駅に直結するエルミのフードコートには、「こうのすや・つけしん」が店舗を構えています。スタンダードな「川幅うどん」と「こうのすコロッケ」で、鴻巣のご当地グルメを堪能することができるでしょう。
埼玉県の中央部で旧中山道沿いの宿場町として発展した鴻巣市では、「鴻巣びな」作りが盛んに行われ例年2月中旬から3月上旬には、「鴻巣びっくりひな祭り」が開催されています。市内を流れる荒川は日本一の川幅で流れることから、ご当地グルメの「川幅うどん」が誕生しました。