コロナ禍の収束が見えず各地の節分祭が中止になるなか、今年の節分は家でこぢんまりと豆まきをしたり、飾り付けをしたりして過ごすという方も多いことでしょう。
そこで今回は、節分がもっと楽しみになるグッズや、お子さんとも一緒に手作りできる簡単グッズなど、節分アイテムを5つご紹介します。また、最後にはちょっと変わった節分のお祭りもあわせてご紹介します。
目次
①プチプラ雑貨店のフェルト節分グッズがかわいい!
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ダイソーやキャンドゥなどの100円ショップ、3コインズなどのプチプラ雑貨ショップでは、鬼のお面や豆を入れる福升、飾りもの、子どもが鬼に変身できるコスプレウェアなどが出ていますが、ここで注目したのは、原宿・表参道に旗艦店がある「Awesome Store(オーサムストア)」の節分グッズです。
Awesome Storeといえば、シンプル&ナチュラルを基本に、ちょっと遊び心を加えた雑貨アイテムが人気ですが、今年の節分の注目アイテムは、フェルトの鬼マスクと升がセットになった「フェルト マスクセット 赤鬼 22」。怖いはずの鬼もフェルトならどこか優しげ。フェルトの優しい肌触りは小さなお子様でも安心です。
また、シーズンやテーマごとにさまざまなデザインが展開されるフェルトガーランドも見逃せません。「フェルトガーランド 節分」では、鬼と愛嬌のある表情のお多福が並んでいます。鬼のパンツも可愛らしく、いつまでも飾っていたくなります。
そして、お子様のいるご家庭におすすめなのが「キッズコスチューム 節分」です。かわいすぎる子鬼に変身したお子様には、パパもママもメロメロになってしまいそうです。いずれも人気商品のため、オンラインショップでは入荷案内待ちとなっています(1月31日現在)。
②鬼の顔をオリジナルで!柊鰯も作れる節分セット
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和雑貨の専門店、中川政七商店から出ているかわいい節分アイテムも人気です。奈良で享保元年に創業した中川政七商店では、手績み手織りの麻織物のほか、日本の季節行事や伝統文化を感じられるアイテムが多数展開されています。
そのうち、シーズンごとに登場する「季節のしつらい便」には節分バージョンがあり、鬼のお面キットに、柊鰯(ひいらぎいわし)のペーパー飾り、福豆と升がセットになっています。
福笑いのように、顔のパーツを好きなように並べてつくる自分だけの鬼のお面は、家族みんなを笑顔にしてくれそうです。一般家庭では本物を準備するのがなかなか難しくなってきた柊鰯を紙で作れるキットが入っているのも嬉しいポイントといえるでしょう。
柊鰯の風習について知りたい方は下記の記事をご覧ください。
③伝統をモダンにアレンジしたお札で厄除け・招福!
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日本の特定地域に伝わる節分のアイテムをモダンデザインで捉え直したグッズも出ており、その一つが地域の伝統工芸品を多数取り揃えている「鼠屋ちゅう吉」の「まじない絵 鬼除け」です。まじない絵とは護符を意味し、災厄から身を守り、幸福を招くお札のことです。
このセットに含まれるのは、二種類のまじない絵。一種類目は赤鬼と青鬼をしめ縄の中に封じた「鬼面札」です。和歌山県・熊野那智大社の風習で、現地では玄関などに貼って使うそう。
もう一種類は「鬼めくり」です。岐阜県東部の風習で、短冊に鬼の顔と13個の点、五芒星を描いたものを、魔除けになるとされるツゲやアセビの枝などと玄関に挿しておくと、鬼は点の数と1年の月数が違うため、点を何度も数え直し、また一筆書きの星の書き始めを探すうちに夜が明けて逃げていくのだとか。また、短冊に菓子やお金を付けることもあり、子どもたちがめくって持ち帰ることで鬼が退散したことになるそうです。
④ダウンロードして印刷。塗り絵で好きな色の鬼も
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かわいい節分グッズは、ショップで買わずにインターネットで配布されているデータをダウンロードすることでも入手できます!
例えば、岐阜県の大垣地域ポータルサイトの「西美濃の節分2022」では、簡単に作れる鬼のお面データPDFがダウンロード可能です。かわいらしい鬼なので、小さいお子様でも安心。塗り絵バージョンもあるので、好きな色を塗って自分だけの鬼のお面を作るのもよいですね。こちらのページからは福升がダウンロードできるので、組み立てて豆を入れ、家族で豆まきしてみてはいかがでしょう。
赤鬼、青鬼など、鬼の色にはそれぞれどんな意味があるか知りたい方は下記の記事をどうぞ!
⑤かわいい節分フォトプロップスで映える写真に!
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子どもやペット、友だちと節分をテーマにした映え写真を撮ってSNSにアップ。そんな節分の楽しみ方もよいですよね。
Canon Creative Park(キヤノンクリエイティブパーク)では、おしゃれなカードや、楽しいペーパークラフトが全て無料でダウンロードできます。プリンターと紙があれば、すぐに楽しめるものばかり。節分をテーマにしたものは豆をあてて鬼退治をするゲームや、本格的な立体お面の画像もダウンロードできますが、お薦めは写真撮影の小道具、フォトプロップスです。
鬼の頭、鬼のパンツ、恵方巻に「鬼は外!福は内!」の掛け声まで。たくさんのフォトプロップスを出力して作り、楽しい節分の思い出フォトを撮ってみては?
西濃地域の節分の奇祭「節分会はだか祭」とは?
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塗り絵もできる鬼のお面がダウンロード可能なWEBページとして、先ほど大垣地域ポータルサイトを紹介しました。そんな大垣市の宝光院では、毎年、節分の2月3日に開かれる奇祭があるのです。その名も「節分会はだか祭」。一年間のわざわいや厄を杭瀬川に入って身を清めて落とし、厄除開運を祈願する伝統の行事です。
不動明王の御布札を身にまとった「心男」を中心に、厄年を迎える男性たちが「宝光院裸祭」と書かれた六尺ふんどしをつけて杭瀬川を渡る「みそぎ川渡り」が有名で、極寒の中、大勢の裸の男性たちが川に飛び込む様子は圧巻の一言です。冬の川を渡ることが、人生の苦難を乗り切ることに喩えられています。
その後、福を得られるという利剣木(りけんぼく)が入った福俵を男性たちが奪い合う「福徳利剣木授与」が行われます。また、祭当日は複数回に渡って豆打ち式が実施され、撒かれる豆袋の中には、景品引換券が入っているのもあり、その場で景品と引き換える事ができます。
今年は残念ながら、コロナ感染予防のためご祈祷・豆打ち式のみを行い、みそぎ川渡りは実施されないことになりました。
まとめ
今回は、飾っても使っても楽しい、かわいい節分グッズと「節分会はだか祭」をご紹介しました。
自粛ムードが続きますが、節分はおうちでも十分楽しめる行事。家族と一緒に家内安全、無病息災を祈るイベントにできれば良いですね。そのときのちょっとした一工夫として今回ご紹介のグッズをぜひ加えてみては?