落合・中井を染め物で埋め尽くす!
「染の小道 2020」が新宿区の西武新宿線・都営大江戸線中井駅周辺、妙正寺川の寺斉橋・大正橋付近にて2月21日(金)〜2月23日(日)に開催されます。
【川のギャラリー】
妙正寺川の流れ沿って、江戸更紗や小紋染めなどの反物を川の上に架け渡します(各日午前10時~午後5時)
※雨天時は、川のギャラリーは一部のみ展示となります。
【道のギャラリー】
中井駅周辺店舗の店先を、染色作家や学生が制作した「のれん」で彩ります(各店舗の営業時間中)。
【染の王国新宿展】
新宿区立落合第5小学校にて、「染の王国新宿展(落合第五小学校・体育館、展示会)」と「染のがっこう(染色体験、落合第二小学校・校内)」を開催。
東京染小紋、東京手描友禅・江戸刺繍・引染の各工房から実演、染体験等を開きます。
※染の王国新宿展は2月22日(土)/23日(日)の二日間だけの開催。
主催:「染の小道」実行委員会
共催:新宿区・新宿区染色協議会
※この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。 2020年02月12日 編集部更新
目次
期間中は中井駅前から染めの小道ムード一色に
西武新宿線「中井」駅に着くと、駅前で素敵なのれんと素敵なスタッフさんがお出迎えをしてくれました。
昨年までの開催の染の小道の反物の作品の絵や写真のハガキやオリジナル手ぬぐいも販売されていました。
思い出をお持ち帰りできます。今年の作品は、来年の染の小道で出会えますね。
地域にちなんだ色を公募で選ぶ「十人十色 十年十色」
染めの小道は開催10周年。今年より新たな試みとして、毎年1色ずつテーマカラーを決めて展開していくとのことです。
第一弾となる2019年のテーマには「川桜」が選ばれました。
妙正寺川が風になびく川のギャラリーに
川ギャラリーでは、風になびく色とりどりの反物が陽の光にあたり綺麗な配色をみせてくれました。
着物を着て、そぞろ歩きをしながら妙正寺川沿いにゆっくりと満喫できます。
商店街が「のれん」の道のギャラリーに
商店街の各店舗では、営業時間中、染色作家さんや学生さんが制作した「のれん」が彩ります。
作家さんとふれあえる「作家の小道」
落合第五小学校の体育館にて作家の小道が開催されていました。
体育館の中とは思えないくらいの色とりどりの着物の世界が広がっていました。
染の作業道具の展示もされています。
【伸子】反物のしわを伸ばすため、丈夫でしなりのある竹で作られています。
【刷毛】染めや地入れに使用します。色々な刷毛を使い分けて染め上げていきます。
作家さんの実演を間近で拝見することができます。
バラの花の柄の染めをされていました。
その前は、桜の染めを作業されていたとのことです。春の反物に出会えました。
琉華布さんは沖縄からいらしてました。紅型の華やかな作品に出会いました。
岩手県紫波郡紫波町 ねこの染物屋 藍染工房さんの本藍染 珍しいおにぎり柄の本藍染を注文させて頂きました。
色とりどりの反物や着物が、着物の販売会以上の展示数でした。
目移りするくらいの作品に出会いました。
新宿の街並み柄の粋な作品もありました。
風呂敷アレンジでお酒の瓶も華やかに
風呂敷包みのワークショップも開催されていました。
ふろしき講師の永井 直美さんから一つ一つ丁寧に教えて頂きました。
風呂敷展示の中から、包んでみたいものを選びます。筆者はお酒の瓶を選んでみました。
包み方の方は「お花見の時の差し入れで持参するのに素敵な包みで持って行きたいな」と思い、花が咲いているような包み方を選んでみました。風呂敷も「包みあそび つつみ逢わせ」で素敵な作品になります。
風呂敷で四季も感じられます。お雛様の風呂敷アレンジも素敵でした。
着物のようなアレンジは、海外の方にも喜ばれそうですね。
ラッピング道具を持っていなくても、風呂敷一枚もっていたら、素敵なアレンジでプレゼントできますね。
展示では販売が出来ないとのことで、注文書を書いて、ご連絡をして、振り込み確認をされてから、手元に届きます。
岩手から本藍染のおにぎり柄の手拭いが届くのが楽しみです。
着物で染の小道を歩くと作家のみなさんに声をかけて頂けて、お話ができて、とても楽しい時間を過ごせました。
来年は、テーブル茶道のメンバーと一緒に着物でまた楽しく伺おうと思います。