※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。
2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。
(2020年10月29日 編集部)
小さなお子様からお年寄りまで様々な人が訪れる高尾山では、一年を通して四季折々の景色を楽しむことができます。そんな中でも秋の紅葉は格別で、約一ヶ月間にわたり登山客を魅了します。ケーブルカーなどを利用すれば約1時間で山頂まで登れ、晴れた日には富士山を見ることもできます。また「三福だんご」や「天狗焼」などの高尾山名物も忘れてはいけません。そんな紅葉とグルメが一緒に楽しめる高尾山で秋を堪能してみてはいかがでしょうか。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年10月29日 編集部更新)
目次
登山者数世界一を誇る高尾山で例年11月に開催される 「高尾山もみじまつり」
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三つ星の評価を受けた高尾山は、都心から西へ1時間前後の東京都八王子市に標高599メートルで聳えています。年間の登山者は約300万人にも上り世界一を誇っています。戦国時代には北条氏、江戸時代には徳川幕府が山の自然保護を行ったため、関東平野の一画で豊かな自然を残し季節折々の表情を見せてくれます。例年11月に「高尾山もみじまつり」が開催され、2019年の期間は11月2日(土)~30日(土)です。現在おまつりの期間中で、今まさに見頃を迎えています。
紅葉に包まれる高尾山麓のステージで企画される様々なイベント
高尾山登山の起点となるのは京王線の高尾山口駅です。駅から西に数百メートルのところに高尾山が迫っています。登山のためのケーブルカーやリフトの乗場前の広場には開放感が漲り、周囲は紅葉で包まれます。「高尾山もみじまつり」の期間中には特設ステージが設置され、土日祝日を中心に獅子舞や大正琴演奏など様々なイベントが行われます。広場の周辺には商店や飲食店が軒を連ねているので、土産物の買物や食事の選択肢の幅は極めて広いです。
ケーブルカーやリフトを利用して登山
高尾山には歩きやすい登山道が整備されており、麓から山頂までハイキング感覚まで登山することもできますが、ケーブルカーあるいはリフトを利用する方が楽といえるでしょう。ただ、「高尾山もみじまつり」の期間中は長い行列に並ぶ必要があります。
「三福だんご」や「天狗焼」を手に展望台から眺める高尾山の紅葉や関東平野
ケーブルカー及びリフトの山上駅はいずれも展望台のすぐ下に設置されています。「高尾山もみじまつり」の期間中には大勢の人々で溢れます。展望台からは高尾山の山肌の先に、関東平野が広がります。天候がよければ筑波山や、房総半島、江の島を眺めることができます。展望台下に店舗を構える高尾山スミカにはユニークな食べ物が数多く並んでいます。中でも「三福だんご」や「天狗焼」のコーナーには、長蛇の列ができることもしばしばです。
紅葉が彩る薬王院の境内で味わう「天狗十穀団子」や「眼力せんべい」
高尾山の展望台は山頂に設置されているわけではなく、ここからほとんどの人が登山道を薬王院に向かいます。薬王院は744年に聖武天皇の勅命に従って行基が開山したと伝えられています。本堂の傍らに建つ大師堂や鐘楼堂が紅葉で温かく包まれます。また境内では「天狗十穀団子」や「眼力せんべい」などの珍しい食べ物が販売されています。
高尾山は国際的にも高い評価を受け、一年を通して多くの観光客が訪れています。歴史的にも豊かな自然が守られ、例年11月には紅葉で彩られます。山麓や山中の商店ではユニークな食品が数多く販売され、グルメも含め多種多様の魅力に満ち溢れています。