目次
東日本最大級の規模を誇る箕郷梅林で開催される「みさと梅まつり」
※2021年は開催未定
和歌山県みなべ町の南部梅林は、「一目百万、香り十里」と賞され、日本一の梅の里として広く知られています。これに対して群馬県高崎市の箕郷梅林は約300ヘクタールに約10万本の梅の木が育ち、東日本最大級の規模を誇っています。例年3月上旬から下旬に「みさと梅まつり」が開催され、2020年は3月1日にスタートし下旬にかけて行われています。
(この記事は2020年に公開されたものを再編集しています。2021年3月15日 編集部更新)
「みさと梅まつり」のメイン会場となる蟹沢地区のみさと梅公園
箕郷梅林は榛名山の南麓の標高140メートルから390メートルの丘陵に広がります。樹齢10年から30年の木が多く、梅の実の収穫に適しているため全国でも有数の生産地となっています。「みさと梅まつり」のメイン会場となるのは、蟹沢地区のみさと梅公園です。
榛名山が噴火した際に野梅の種子が噴石とともに落下したと伝わるうめ公園
みさと梅公園に隣接するうめ公園には、大昔に榛名山が噴火した際に野梅の種子が噴石とともに落下したと伝わります。園内では、猿回しなどのイベントの他、梅の切枝、梅ジュース、梅まんじゅうなどの無料配布などが行われます。商品がなくなり次第終了となるので、商品をゲットするには早めの時間帯に訪れる必要があります。
みさと梅公園とうめ公園に挟まれる道は、売店通りとなり露店が軒を連ねます。露店の中には群馬のソウルフード、焼きまんじゅうを焼く店を見かけます。
箕郷を走るフルーツラインは絶好のドライブコース
みさと梅公園からフルーツラインを南東に数百メートル下ったエリアにも散策路が設けられています。このエリアにも見渡す限りの梅林が広がりますが、眼下には高崎の市街地が広がります。
箕郷梅林は広大なエリアに雲海のように白色の梅花が広がりますが、交通のアクセスがあまりよくありません。公共交通機関を利用した場合、箕郷本町が最寄りのバス停となるのですが、ここから蟹沢地区まで約4キロの道のりを歩かざるをえません。マイカーであれば大きな駐車場が設けられているので安心です。駐車場も梅の花に包まれています。また、箕郷を走るフルーツラインの左右には梅の花が絶えることはないので、絶好のドライブコースです。
群馬県高崎市郊外の榛名山の南麓に広がる箕郷梅林は、約300ヘクタールの敷地に約10万本の梅の木が育ち、東日本最大級の規模を誇っています。例年3月上旬から下旬にかけて、榛名山麓は梅の花によって雲海が広がったような光景を見せてくれます。梅の開花に合わせて蟹沢地区のみさと梅公園をメイン会場として「みさと梅まつり」が開催されています。