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2023年の「十日戎」はどうなる?大阪・兵庫・京都の開催情報まとめ

2023年の「十日戎」はどうなる?大阪・兵庫・京都の開催情報まとめ

新年を迎え、関西でまず最初のお祭りは?といったら、「えべっさん」こと「十日戎(とおかえびす)」ですよね。コロナ禍では中止になったり、2022年も規模縮小などが相次ぎましたが、今年2023年はどうでしょうか。

この記事では主な神社の開催情報を、例年の様子や昨年のレポート記事を交えつつご紹介します。

※2022年12月30日現在の情報です。開催情報は変更となる場合がありますので、お出かけ前に主催者からの最新情報をご確認ください。

そもそも「十日戎」「十日えびす」とは?

主に近畿以西で商売繁盛、漁業の神「えびす様」を祀る神社で、毎年1月10日と前後を合わせた3日間開かれる祭礼が「十日戎」「十日えびす」です。関西では新しい一年の商売繁盛や家内安全、開運を願って初詣よりも賑わうほど人気のお祭りで、「えべっさん」の呼び名でお馴染みですね。

たいては1月9日を宵戎(よいえびす)、10日を本戎(ほんえびす)、11日を残り福とし、縁起物の福笹とそれにつける小判や米俵、鯛などをかたどった「吉兆(きっちょう)」とも呼ばれる飾り物を買い求める人々で賑わいます。他にも縁起物として、えびす様やおかめの顔を付けた福箕(ふくみ)や熊手などもよく売られています。

熊手といえば、関東の寺社で毎年11月~12月の酉(とり)の日などに盛大に開かれ、縁起物の熊手市がたつ「酉の市(とりのいち)」に通ずるものがありますが、関東では十日戎はほとんど行われていません。ごくわずかですが、鎌倉本覚寺で1月10日に、浅草神社では「廿日戎(はつかえびす)」の呼び名で1月20日に開催されています。

他には、例えば商売の街である日本橋本町の宝田恵比寿神社や、西宮神社からえびす様を勧請した恵比寿の恵比寿神社などで、毎年10月20日に名物の「べったら漬け」を売る「べったら市」がたち、賑やかにお祭りが行われています。これらも別名「廿日戎(はつかえびす)」と呼ばれています。

ではここから、大阪、京都、兵庫で行われる2023年の主な十日戎の開催情報を紹介しましょう。

【今宮戎神社】十日戎

「日本三大えびす」の一つと称される今宮戎神社の十日戎は、期間中に約100万人もが参拝するという最大規模を誇る盛大なお祭りです。

例年は、グリコ看板の「えびす橋」のたもとに戎舞台が臨時設置され、伝統芸能や演奏の奉納、お笑いのステージなどが披露されます。また、芸能人や福娘、芸奴さんたちを駕篭に乗せた「宝恵駕(ほえかご)行列」が、今宮戎神社に向かってミナミの繁華街を華やかに練り歩き、神社周辺にはグルメの露店が立ち並びますが、これらはコロナ禍以降中止や自粛となっています。

一方で、福笹と吉兆の授与は行われています。吉兆の種類が非常に多くて選ぶのに迷ってしまいますが、福娘が笹に吉兆を取り付けてくれます。

2023年の開催は?

■期間:1月9日(月・祝)・10日(火)・11日(水)
■時間(夜間はお参りのみ可能)
・福笹の授与 7:00~25:00(翌1:00)※福娘のご奉仕は9:00~21:00
・御祈祷 7:00~25:00(翌1:00)※予約不可・1申込みにつき5名まで参列可。本殿向かって右側面で当日申し込み ※事前申し込みは締め切り済みです
・御守・御札・御朱印 9:00~22:00
・おみくじ 9:00~23:00
・稲荷社での神楽奉納 9:00~2Ⅰ:00
・参拝 24時間
■中止となる行事:宝恵駕行列/献鯛行事/鯛の朝市 ※露店は各業者に自粛依頼 ※本殿裏参りの銅鑼は封鎖
■詳細:今宮戎神社公式サイト「令和5年十日戎神事・行事予定表

【西宮神社】十日えびす

兵庫県西宮市の西宮神社は、日本全国のえびす様を祀る神社の総本社であり、「日本三大えびす」の一つに数えられています。他の神社と同様に福笹や福箕、熊手などの縁起物が並び、境内には茶屋があり、今では珍しいお化け屋敷も登場。ですが、最大の特徴は独自の「開門神事福男選び」があることでしょう。

1月10日の午前0時にいったん閉じた表大門(おもてだいもん)、通称「赤門」が午前6時に開かれると、外で待っていた参拝者が一斉に230m離れた本殿へ「走り参り」をします。これが開門神事で、西宮神社独特の伝統行事です。本殿へ早く到着した1番から3番の人はその年の「福男」として認定され、認定証・ご神像・副賞などが授与されます。コロナ禍で中止が続きましたが、2023年は3年ぶりに開催予定です。


2023年の開催は?

■十日えびす期間と開門時間/授与所の開設時間
1月9日(月・祝)宵えびす 5:00~24:00/8:00~24:00
1月10日(火)本えびす 6:00~25:00(翌1:00)/6:00~25:00(翌1:00)
1月11日(水)残り福 5:00~25:00(翌1:00)/8:00~25:00(翌1:00)
1月12日(木)~31日(火)5:00~18:00/9:00~17:00 ※2月28日(火)までの授与所開設時間

■2023年に中止となる行事・おもな変更点
・祈祷受付を会館ロビーに変更
・会館での神賑行事中止 ※神社会館にて祈祷を受付
・会館、おかめ茶屋でのお茶券使用を中止
・9日の有馬温泉献湯式(芸妓による拝殿での湯もみを中止)
・奉納大まぐろに賽銭の貼り付けを中止
・露店は例年通り出店、ただし、食堂形式のお店の出店はありません

■開門神事福男選び ※詳細は西宮神社公式サイト「開門神事福男選び」のページでご確認ください
・抽選参加者を先着1,500名から1,200名へと変更
・福男による鏡開き、お酒の振舞いは中止
・先着5,000名の参拝者には「開門神事参拝之証」を無料授与
・抽選方法:開門時に先頭に並べる人の場所割り抽選は、1月9日の夜、円満寺駐車場で先着1,200名にて受付を開始し、10日午前0時から南門前で行われます。抽選で先頭Aブロック108名、Bブロック約100名を決定。

■十日えびすの詳細:西宮神社公式サイト「正月・十日えびす

【京都ゑびす神社】十日ゑびす大祭(初ゑびす)

もう一つの「日本三大えびす」に数えられているのが、京都市東山区の京都ゑびす神社です。福笹はこの神社から始まったともいわれ、バラエティ豊かな福笹飾りや熊手などの縁起物が授与されています。

最も特徴的なのは「宝恵かご社参」でしょう。太秦映画村から、東映の女優が松竹梅や縁起物で飾られた紅白の宝恵駕籠(ほえかご)に乗り込みやってきます。参拝した後は、デパートや金融機関などを巡り福笹を配ります。商売繫盛・家運隆昌を願い京都の初春を祝う行事です。

2023年の開催は?

■十日ゑびす大祭の期間と開門時間
1月8日(日)招福祭 9:00~23:00
1月9日(月・祝)宵えびす祭 9:00~夜通し開門
1月10日(火)十日ゑびす大祭 夜通し開門
1月11日(水)残り福祭 ~24:00
1月12日(木)撤福祭 9:00~22:00
※御祈祷の受付時間が9:00~21:00までに変更されているのでご注意ください
■詳細:京都ゑびす神社ホームページ十日ゑびす大祭の案内ページ

【堀川戎神社】堀川戎のえべっさん

ミナミの今宮戎神社に対して「キタのえべっさん」あるいは「堀川のえべっさん」として親しまれている堀川戎神社の十日戎。京都ゑびす神社に代えて「日本三大えびす」の一つとして称する説もあります。

1月9日~11日までの3日間は門を閉じず、深夜でも福笹などの縁起物を授与しているのが特徴の一つ。また、上方の落語家や漫才、奇術師の芸能人が交代で授与所に登場し、面白おかしく福笹を授与してくれたり、各日午前中には、関西演芸協会の芸能人によって、「しころ(錣)」という縁起のいい芝居芸能の演奏と演舞の奉納もあります。

2023年の開催は?

■期間と開門時間:1月9日(月・祝)6:00から11日(水)の夜まで
※この期間は閉門せず終日参拝が可能
※福笹や福銭お守りも深夜の拝受が可能。ただし、数量に限りがあるため無くなり次第終了

■期間中の主な行事
・関西演芸協会芸能人による「しころ」の奉納演奏・演舞:1月9日(月・祝)、10日(火)、11日(水)の各日10:00~正午 境内末社前にて
・十日戎宝の市神事 大祭:1月10日(火)10:00 本社にて
・宝の市神事 終祭典:1月11日(水)21:00頃 本社にて
・関西演芸協会による手打式:1月11日(水)21:00頃 拝殿回廊にて
※天神橋筋堀川戎会による「福の神(宝船)パレード」は中止
■詳細:堀川戎神社公式サイト 令和5年「十日戎宝の市神事のご案内」

 

三大えびすの他にも個性的なえべっさんがいっぱい!次のページでご紹介

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この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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