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【豊川稲荷東京別院・初午祭】夥しい数の狐が境内に座る曹洞宗の寺院

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神社と寺院の両側面をもつ豊川稲荷東京別院

日本の近代化を推し進めた明治政府は1868年、神社と寺院を明確に区別するために神仏分離令を公布しました。これに伴って数多くの寺院が廃寺や神社に変更されましたが、100パーセント徹底されることはなく廃止されたのです。全国には神社と寺院の両側面をもつ施設が数多く残されています。愛知県豊川市に社殿を構える豊川稲荷の正式名は妙嚴寺で、山号を圓福山とする曹洞宗の寺院です。1828年に豊川稲荷の江戸参詣所として東京都港区に建立された東京別院も曹洞宗の寺院です。鎮守として祀る豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)が、白い狐に跨りながら稲穂を荷っていることから、「豊川稲荷」が通称として広まったのです。豊川稲荷東京別院では毎年、初午の日に初午祭が斎行されて ...

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