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1925年に運行が始まった筑波山ケーブルカー
8月29日はケーブルカーの日です。1918年のこの日、奈良県の生駒山に日本で初のケーブルカーが開業したことを記念して定められました。山の頂からは視界が広がり絶景を眺めることができますが、険しい坂道を登るには体力も時間も必要になります。山の斜面を滑るように走るケーブルカーに乗って登山をすることができれば、どんな高い山でも楽に登ることができます。茨城県つくば市の北端に約877メートルの標高で聳える筑波山では、1925年からケーブルカーが運行されています。山の中腹に社殿を構える筑波山神社の御神体としての霊山に、気軽に足を踏み入れることができるようになったのです。
筑波山神社と御幸ケ原を結ぶケーブルカー
筑波山ケーブルカーは山の西側の峰の男体山を登ります。標高約305メートルの宮脇駅と標高約800メートルの山頂駅の間の約1.6キロを8分前後で結んでいます。山麓の宮脇駅は筑波山神社の拝殿の西に隣接しています。山頂駅の付近は御幸ケ原が広がり、展望台や飲食店が建ち並んでいます。
秋の「筑波山もみじまつり」期間中にケーブルカーの車窓を流れる紅葉
ケーブルカーが運行する筑波山では、一年を通して多彩な行事が企画されています。例年10月下旬~11月下旬に開催される「筑波山もみじまつり」では、ケーブルカーがメイン会場と言うことができるようです。宮脇駅の周辺はいちめん紅葉で鮮やかに彩られます。ケーブルカーに乗車すれば紅葉が車窓を流れます。山頂の御幸ケ原からは紅葉に染まる筑波山の全景を眺めることができるのです。
夏の「筑波山頂七夕まつり」期間中にケーブルカーの乗車前後に楽しめる夏の風物詩
秋には紅葉で彩られる筑波山では、夏の7月下旬には「筑波山頂七夕まつり」が開催されます。ケーブルカー山頂の御幸ヶ原に約10本の七夕飾りの竹笹が設けられるのです。山麓の宮脇駅にも七夕飾りの他に風鈴が展示され、ケーブルカーの乗車前後に夏の風物詩を楽しむことができます。
8月29日はケーブルカーの日です。茨城県つくば市の筑波山では1925年からケーブルカーが運行されています。山麓の宮脇駅と山頂駅を8分前後で結んでいます。筑波山では一年を通して多彩な行事が企画され、会場まで楽に登山することができます。特に「筑波山もみじまつり」の期間中は、車窓に紅葉が流れケーブルカーの中がおまつり会場と言うこともできるようです。