こんにちは。食いしん坊ライターのカワグチです。うだるような暑さが続いていますが、読者諸兄姉におかれましては夏バテなどされていませんでしょうか。夏の風物詩といえば「土用の丑の日」。この記事では、高級スーパー「成城石井」さんの鹿児島産鰻蒲焼と、鹿児島県最大級のお祭り「おぎおんさぁ」をご紹介します。毎晩、帰りが遅くなるIT技術者の皆さま、必見ですよ!
夏の鰻は、万葉の時代にも食べられていた?
「土用の丑の日」に鰻を食べる風習が広まったのは、江戸時代(安永・天明の頃)といわれています。しかし、奈良時代の歌人・大伴家持が詠んだ歌からも、古くから夏の栄養源として鰻を食べていたことが伺えます。
石麻呂に我れ物申す夏痩に良しといふ物そ鰻捕り食せ
(『万葉集』巻十六)
この歌は、大伴家持が親友の石麻呂に贈った歌で、「石麻呂さんに申し上げます。夏痩せによいということなので、鰻を捕って食べてみてください」という意味になります。このころから夏痩せに効く食べ物という認識はあったようですね。
成城石井「鹿児島産鰻蒲焼」を実食レポ!
では、早速「鹿児島産鰻蒲焼」を実食してみましょう。加熱方法は、電子レンジと湯煎。今回は電子レンジで温めました。600Wの電子レンジで約1分……。パッケージに従い加熱しましたが、途中で大きな音が数回してちょっとビックリ。
付属のタレと山椒。こちらは、加熱できないため、あらかじめ取り外しておきます。
加熱調理が完了したら、ご飯の上にのせて鰻丼風にしていただきました。タレはサラサラとしたサッパリ系。山椒はマイルドな刺激と辛みですが、香りは十分に楽しめます。
まず、ご飯と鰻を一緒にパックと一口。好みが分かれるとことですが、身が引き締まった鰻というよりは、ふっくらとしていて柔らか。小骨がやや気になるものの、脂ののりもよく筆者好みの鰻でした。特売品の鰻にありがちな泥臭さも殆ど感じず◎
また、香ばしさも楽しみたい場合は、電子レンジで加熱後にオーブントースターでほんの少し焼くのもオススメです。ただ、焼きすぎと独特の臭みが出てくるので注意してくださいね。
鹿児島最大級のお祭り「おぎおんさぁ」
鰻の産地としても有名な鹿児島県。ここからは、鹿児島県最大級のお祭り「おぎおんさぁ」をご紹介します。おぎおんさぁとは、京都の八坂神社(祇園神社)で行われる祇園祭をルーツとする、江戸時代から約400年も続く悪疫退散・商売繁昌を祈願するお祭りです。
1日目の宵祭と2日目の本祭で構成されるこのお祭りの最大の見どころは、なんと言っても本祭のご神幸行列。総勢3,000人もの行列が、鹿児島市の繁華街・天文館を中心に2km以上の道のりを練り歩きます!
男神輿6基・女神輿4基の計10基の勇壮な神輿をはじめ、十二単衣の祇園官女を乗せた御所車や、頭に大きな桶を載せた「十二戴女」など、古式ゆかしくも荘厳な行列が鹿児島市内を賑わせます。道行く人のご加護を祈念する「御玉串」、子どもの無病息災を願う「稚児上げ」など、見るだけでなく参加できるのも嬉しいですね。
まとめ
この記事では、「成城石井」さんの鹿児島産鰻蒲焼と、鹿児島県最大級のお祭り「おぎおんさぁ」をご紹介しました。真空パックの鰻でしたら保存もきくため、事前に準備しておくこともできますね。毎日、帰宅が深夜になるIT技術者の皆さま、今年の「土用の丑の日」は真空パックの鰻で精をつけませんか。