今週末11月11日(土)は一の酉!酉の市は、11月の酉の日に、関東各地の神社やお寺で行われる開運招福・商売繁盛を願うお祭りです。2023年は、一の酉は11月11日(土)、二の酉は11月23日(木・祝)の2日だけの開催ですが、土曜日や祝日ということで、いつも以上の賑わいとなりそうです。
この記事では、横浜に鎮座する金刀比羅大鷲神社の酉の市の2023年開催情報と、2022年の酉の市の様子をお届けします。ぜひ酉の市にいく際の参考になさってください。
(この記事は2022年に公開されたものを一部修正し、再編集しています。2023年11月8日 編集部更新)
2023年金刀比羅大鷲神社酉の市は?
【開催日時】
<一の酉>11月11日(土)
<二の酉>11月23日(木・祝)
交通規制時間 11時~24時、露店営業時間 11時~22時
※酉の市当日、社殿において特殊祈願を奉仕。なるべく事前に予約。
詳しくは、金刀比羅大鷲神社公式サイトをご確認ください。
ここからは2022年の酉の市のレポートをお届けします。ぜひ今年の参考になさってください。
2022年金刀比羅大鷲神社酉の市レポート
神奈川県横浜市。言わずと知れた神奈川県の県庁所在地であり、370万人以上の人口を有するのは全国でも最大の市町村と言う大都市です。この横浜市で明治時代にはじまり、今に伝わる秋のお祭りがあります。毎年11月の酉の日に開催される「金刀比羅大鷲神社酉の市」です!
酉の市と言うと浅草の鷲神社や新宿の花園神社で行われているものが有名ですが、関東を中心に各地の大鷲(大鳥、鷲)神社で開催され、埼玉県ではおかめ市と名を変えて12月に実施されていたりもするお祭りです。この日は家内安全・商売繁盛のご利益を願う熊手がいっぱいに並び、それを求める客で賑わう年末に向かう時期の風物詩にもなっています。
一の酉の11月4日、金刀比羅大鷲神社へとやってきましたので、酉の市の様子をここからはご紹介していきます!
金刀比羅大鷲神社でお参り
金刀比羅大鷲神社は、1872年に港崎遊郭(現在は横浜公園になっている場所)にあった金刀比羅神社が移転するにあたり、東京の吉原に倣って勧請された神社です(勧請元は浅草や足立などと諸説あるようです)。まずはお参りをしていきましょう!
鳥居の前には無数もの提灯が並び、横浜酉の市の見どころの一つとなっています!
鳥居を抜けると社殿があるので、こちらでお参りができます。
この地域は桂歌丸さん所縁の地。そして神社近くで生まれ育ったと言うこともあり、鳥居横の玉垣にはその名が刻まれているんですよ!
熊手が煌びやかに並ぶ
さあお参りを済ませたら、熊手を見に行きましょう!浅草や新宿では神社境内内に熊手を売る露店が並びますが、横浜では神社近くの北へ行った通りに露店が立ち並びます。びっしりと熊手が煌びやかに掲げられている様は圧巻ですよ!
正面から見るとこんな感じ。しめ縄に鯛に米俵にと、おめでたいですね!
こちらは大量の小判で縁取られ目を見張ります。各お店の特徴があるのも注目ポイントです。
宝船や紅白の梅と言うのもいいですね。
熊手を売る反対側にはグルメ露店もずらっと並び、赤提灯とのこんな共演も。
果たしてお目当ての熊手には出会えるでしょうか。
熊手が購入された時に上がる、ヨヨヨイの掛け声も良いですね。
横浜の酉の市も盛り上がってますねー!よよよい、の掛け声が良いです。#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/NOnBP8pIZ9
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) November 4, 2022
横浜らしく、こんな熊手も登場していました!
酉の市と言うと年末に向けた風物詩の側面もありますが、来年の干支の卯を添えた熊手も並びます!
埼玉ではおかめ市と言われることもある酉の市ですが、おかめが中心に配された熊手もあるんですよ!
グルメ露店も欠かせない
熊手を見た後は、お祭りらしくグルメ露店にも行きたくなりますよね。横浜酉の市では、金刀比羅大鷲神社の周りにたくさんの露店が並ぶのも魅力です!
いい香りを発していたのは焼き鳥屋さん。なんと焼きたてを店頭で購入し、裏にはイートインスペースまで用意されていました。
串の焼き上がりの匂い、たまらないですよね。
お祭りの定番、お好み焼きや焼きそば、たこ焼きなどを提供するお店も複数立っています!
射的や金魚すくいで遊ぶと言うのも、お子さん連れにはいいですよね。
商店街でさらに食べ尽くし
金刀比羅大鷲神社の裏手に真っ直ぐと延びる、横浜橋通商店街。約350mもの長さのある商店街で、こちらが酉の市に合わせて毎年盛り上がるんです!どう盛り上がるかと言うと、数々のお店が店先で名物グルメをご提供。横浜の酉の市の名物になっていると言うことで、多くの方がその味を求めやってきます!
では、アーケードになっている商店街へと進んで行ってみましょう!
まず現れたのがこちら、大鍋で煮込まれたもつ煮。寒い夜にはたまりませんよね!
横浜橋通商店街の一つに、グローバルなお店がいくつもあると言う点があります。こちらは複数の店舗が存在する韓国料理のお店です!
キムパやチヂミ、チャプチェもそそられますが、名物なのはこちらのトック。餅の入った韓国風のお雑煮で、これが身体に染みるんです。この一杯を味わうためだけにも酉の市へ来る人がいるくらいの名物な逸品として知られています。
こちらのお店はキムチを乗せてもらうスタイルでした。食べ進めるごとにキムチの酸味と辛味も足され、味変できるのもおすすめです。
お次は中華。なんと北京ダックを味わえちゃうんです。トルティーヤのような皮で巻いた北京ダックロールもありました。
なんと商店街の中では、餅つきまで行われているんです!
そして大勢の人が足を止めていたのがこちら、魚屋さんです!岩手県大船渡市から赤崎産の生カキが提供されていました。大粒でプリップリなのがたまりません!
さらに魚屋さんと言うことで、お刺身も豊富に用意されています。
そしてお店の前にはこんな飲食スペースまで。購入したお刺身をその場で食べることもでき、これは買うしかありませんね。
グローバルなメニュー、そして海鮮まで楽しめてしまう横浜橋通商店街。ぜひ酉の市に合わせて食べ歩いてみてください。
限定御朱印ももらおう
金刀比羅大鷲神社の社務所では、酉の市に合わせた限定御朱印の頒布も行われています。熊手の印がかわいらしいですね!一の酉、二の酉、三の酉の印も押されその日限定にもなりますので、ぜひ記念に手に入れてみてください!
ぜひ横浜の酉の市を楽しみに来てみてください!
■金刀比羅大鷲神社へのアクセス
横浜市営地下鉄 阪東橋駅より徒歩4分