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【寄居北条まつり】豊臣秀吉による小田原征伐の際の鉢形城での攻防戦をリアルに再現

2020/3/17
2020/6/8
【寄居北条まつり】豊臣秀吉による小田原征伐の際の鉢形城での攻防戦をリアルに再現

戦国時代最終盤の鉢形城の攻防戦を再現する「寄居北条まつり」

埼玉県北西部の寄居町は、戦国時代には小田原城を本拠とする北条家の北関東支配の拠点となっていました。荒川に沿って鉢形城が築かれていました。天守閣や櫓は全くありませんが、城の縄張りが残り往時の面影を偲ばせています。鉢形城では1590年、豊臣秀吉による小田原征伐の際に、壮絶な合戦が繰り広げられました。「寄居北条まつり」は毎年5月中旬に、鉢形城での最後の合戦の様子をリアルに再現します。2019年は5月19日(日)に開催されました。

鉢形城公園の本曲輪の本丸跡

鉢形城公園三の曲輪

鉢形城公園三の曲輪に残る石積土塁

「寄居北条まつり」の当日には、鎧を身に纏った人が街中に溢れ、戦国時代にタイムスリップしたような錯覚に襲われます。

鉢形城公園から見る寄居の街並み

鎧を身に纏った人が溢れる寄居の街中

寄居の街並みを戦国時代の風景に変える武者隊パレード

12:45前後に武者隊パレードが始まります。寄居町の本町交差点から、正喜橋通りを経由して玉淀河原まで武者行列が練り歩きます。

パレードの前に勝鬨をあげる武者隊

武者隊パレード

武者隊パレード

武者隊パレード

武者隊パレードの会場では、和太鼓や中国舞踊のイベントも行われます。

武者隊パレードの会場で行われる和太鼓のイベント

武者隊パレードの会場で行われる中国舞踊のイベント

「寄居北条まつり」のメイン会場は荒川沿いの玉淀河原です。

荒川に架かる正喜橋から眺める玉淀河原

荒川沿いの玉淀河原に設けられたメイン会場

荒川沿いの玉淀河原に設けられたメイン会場

荒川沿いの玉淀河原に設けられたメイン会場

メイン会場の物産店

寄居の街をパレードした武者隊が続々とメイン会場の玉淀河原に現れます。

メイン会場の玉淀河原に続々と現れる武者隊

豊臣秀吉の大軍と向き合い騒然の攻防戦が繰り広げられた鉢形城

13:00前後に武者隊が玉淀河原に集結すると、名将たちがステージに登壇し勝鬨をあげるとセレモニーです。

名将たちが勝鬨をあげセレモニー開始

先ず、陣中に伝令が到着し書状が読み上げられます。そして、三献の儀が執り行われ、いざ出陣です。

陣中に到着した伝令

陣中で読み上げられる書状

出陣前の三献の儀

武者隊の出陣

戦国時代には、北条氏康の五男と伝わる北条氏邦が鉢形城を居城としていました。小田原北条氏を征伐するために豊臣秀吉が鉢形城攻めを命じたのは、前田利家、上杉景勝、島田利正、真田昌幸などの名将です。約5万の大軍を相手に、北條氏邦はわずか3,500人余りの兵で約1か月にわたり攻防戦を繰り広げたと伝わります。

鉢形城の攻防戦

鉢形城の攻防戦

鉢形城の攻防戦

鉢形城の攻防戦

攻防戦では武者隊の衝突ばかりでなく、名将の一騎打ちも演じられます。

攻防戦に加わる真田昌幸

攻防戦での一騎打ち

攻防戦での一騎打ち

川の中での一騎打ち

玉淀河原の水際には幾つもの大砲が設置され、攻防戦の最中には何度も轟音を響かせ、煙をまき上げます。

玉淀河原の水際で轟音を響かせる大砲

玉淀河原の水際で轟音を響かせる大砲

玉淀河原の水際で轟音を響かせる大砲

大砲を積んで川に浮かぶ船

攻防戦の前に整備される大砲

攻防戦の前に整備される大砲

埼玉県各地からご当地グルメを携えて食の陣に参陣する露店

玉淀河原では戦国時代の武者の死闘がリアルに再現されますが、河原に隣接する広場では食の陣が開催されます。埼玉県各地からご当地グルメを携えて参陣する露店が軒を連ねます。県内のご当地グルメが勢揃いして、自慢の味を競い合います。バラエティーが極めて豊富なので、お好みの味にきっと出会うことでしょう。

「寄居北条まつり」の食の陣

食の陣に参陣する寄居の戦国ハーブ丼

食の陣に参陣する寄居の戦国ハーブ丼

食の陣に参陣する熊谷のホルどん

食の陣に参陣する熊谷のホルどん

食の陣に参陣する行田のゼリーフライ

食の陣に参陣する皆野の天空のちまき

食の陣に参陣する秩父の豚みそ丼

食の陣に参陣する秩父のみそおでん

食の陣に参陣する小川町の武州めん

食の陣に参陣する小川町の武州めん

食の陣に参陣する武蔵嵐山の辛モツ焼そば

食の陣に参陣する武蔵嵐山の辛モツ焼そば

食の陣に参陣する川越の太麺やきそば、東松山のやきとり

食の陣の特設ステージでのイベント

「寄居北条まつり」は、戦国時代に小田原北条家の北関東支配の拠点となっていた鉢形城での攻防戦がリアルに再現されます。豊臣秀吉の大軍を迎えながら、鉢形城主の北條氏邦はわずかな兵で約1か月にわたり死闘を広げたと伝わります。大砲が轟音を響かせる中での合戦には迫力が満ち溢れます。

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