女性活躍の聖地!?日本の近代化を支えた富岡製糸場を深掘り

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世界文化遺産「富岡製糸場」のある街・富岡。

かつてこの街には全国から女性たちが集まり、ここで作られた生糸はヨーロッパやアメリカに輸出されていきました。

日本が急激な近代化を迎えるなか、富岡製糸場で働く女性たちの環境も、当時最先端のものとなっていったのです。

近代日本の躍進を支えたといっても過言ではない彼女たち。

一体どういった環境で、働いていたのでしょうか?

富岡製糸場とは?

富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。

明治維新後、政府は日本を外国と対等な立場にするため、産業や科学技術の近代化を進めました。そのための資金を集める方法として力を入れたのが、生糸の輸出でした。政府は生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、 ...

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